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■道産子は「きらら」?「ほしのゆめ」?

 北海道といえば畑作や酪農が盛んなイメージがありますが、実は案外稲作も盛んだったりするんです。都道府県別に見ると、お米の作付面積はなんと全国一!!(11.7万ha)、水稲収穫量は新潟県に次ぐ第2位(57.9万トン)なのです。※販売実績でも上位の北海道。2005年7月〜2006年6月には5年ぶりに新潟県を抜いて日本一になりました。

 稲作が盛んなのは石狩川流域や天塩川上流域です。具体的に言うと、石狩管内札幌市を中心とした石狩平野から石狩川上流方面に空知管内の平野部、そして旭川市を中心とした上川盆地、旭川市の北にある名寄市や士別市を中心とした名寄盆地での生産が主だった地域となっています。

 もっと細かく市町村別に見ると、1位は旭川市、2位は深川市、3位は美唄市、4位は北村、5位は新十津川町と、いずれも石狩川流域の石狩平野や上川盆地の市町村。ちなみに網走管内端野町での稲作が日本北限の地として知られています。つまりそれ以北の地では稲作ではなく酪農がメインになるということです。

(※注記:2006年3月27日の岩見沢市・北村・栗沢町の3市町村合併による新「岩見沢市」誕生に伴い、道内の水稲収穫量が道内トップになりました。これにより、1位は岩見沢市、2位は旭川市、3位は美唄市、4位は新十津川町となりました。)

北海道産もち米と雑煮事情!

 一方もち米の生産も国内25%の日本有数の生産量を誇る北海道です(ちなみに1位は佐賀県)。道内の中でも上川管内風連町での生産が多いです。銘柄は「はくちょうもち」がほとんどで、もうひとつの品種は「風の子もち」で道内生産のうち約20%を占めます。時間がたってもかたくなりにくいのが特徴です。

 北海道の餅を使った雑煮事情は、日本各地の集大成とも言われます。ただ北海道独特の雑煮といえば、サケやいくらが入った”親子”雑煮、道南では鯨も使っていたりしました。地域それぞれ特色があり、角餅、丸餅両方存在します。だしは昆布のだし、そして醤油のだし、鶏肉やみつば、ごぼう、しいたけといったものが入ることもあります。だから、隣の家とも違うかもしれませんし、海沿いと山の中でも違いが見られます。

上品質の北海道米!

 北海道産の米の特徴は、気温が低く湿度も高くない気候のために害虫の発生が内地に比べて少なく、農薬にいたっても全国平均の8割くらいしか使っていないということです(参考文献:農水省農業経営統計調査)。化学肥料の使用も比較的少なく、安心できる米として知られるようになっています。こうしたことから、北海道産の米は4年連続で日本穀物検定協会発表食味ランキングでAランクをもらっています。

 2004年末に札幌・東京・大阪の3都市で行われた市民モニター食味調査では、北海道米3品種とコシヒカリ、あきたこまち、ヒノヒカリの合計6品種が対象になりました。プラス5からマイナス5までの総合評価をしたところ、上位3位まではなんと北海道米で、1位ほしのゆめ0.38pt、2位きらら397の0.24pt、3位ななつぼし0.16pt、4位はコシヒカリでマイナス0.43pt、5位はあきたこまちマイナス0.50pt、最下位はヒノヒカリだったようです。日本のトップクラスの上品質米よりもおいしいのです!!

 北海道のお米のシェアは、2006年度でいうと、きらら397がやはり圧倒的です。お米の作付面積のうち42.6%が「きらら397」であり、28.7%が「ほしのゆめ」(いずれもシェア減少中)、23.1%が「ななつぼし」(これが人気急上昇中)、また新星として期待されている「おぼろづき」は1.6%ほどです(2006年ホクレン作付面積割合)。道民が北海道産のお米を食べる割合は6割を占めます。

 2006年度には、北海道産米を集荷しているホクレンによると、販売計画量全量に民間購入先が見つかり、北海道産米として史上初めて政府に買い入れてもらう政府米がゼロとなりました。北海道産米の人気は今後も上昇していくことでしょう。

 上川管内東川町では、アイデア商品として「米缶」を発売中。約1合をジュースの缶のようにしています。詳細はこちら。
北海道産米の購入に積極的かどうかのアンケートを実施しました。こちらからどうぞ。

低価格の北海道米!

 さらに、低価格なのが北海道産米の特徴でもあります。理由は、大規模稲作。農家一軒あたりの作付面積が大規模。だからといって品質が劣るということではなく、高品質で低価格、これが北海道産米の特徴です。

 なので、たとえば大手チェーン店(外食産業・弁当屋)でも使用されることもしばしば。牛丼の吉野家でも、ブレンド米ですがそのうち半分以上のベース米として、北海道米のきらら397を使用しているとか。まさに外食産業低価格化に貢献する北海道米なのでありました。

これが三大北海道ブランド米だ!


 では北海道産のいわゆる北海道ブランドの米とはいったいどういったものがあるのでしょうか。三大高品質北海道米をご紹介しましょう。まずこの名前は知らない人はいない「きらら397」。そらちなどから生まれたしまひかりと、道北5号などから生まれたキタアケによって生まれた品種で、平成元年に世に知られるようになりました。ちなみに397ってなんだ?という疑問を持ったことがあったので調べてみたところ品種改良の育成系統番号だそうです。きららのほうの由来はきらきら輝く雪のイメージ。北海道を代表する北海道産米です。

 一方、平成9年にデビューした「ほしのゆめ」は、冷めても味が落ちずにおいしい米として定評があります。だからお弁当に最適ですね。実は先ほどあげた「きらら397」と、道北48号とあきたこまちによる「F1」からうまれた、耐冷性に注目して改良された品種です。しかもあきたこまちやコシヒカリに並ぶAランク!

 最後に「ななつぼし」。なんともかわいらしいこの名前。平成13年に北海道奨励品種として北海道立中央農業試験場で作られた品種です。ひとめぼれ、あきほによる新品種。実はこれ、とっても優れもの。味や粘り、柔らかさでは、上記2品種(きらら397、ほしのゆめ)を上回る評価。北海道では寒さに強くなければなりませんが、それも優れています。つまり、この「ななつぼし」、次代を担う若手ホープなんです。

 今あげた米の他にも、沖縄などで人気の「ゆきひかり」(昭和59年〜)、「彩」(平成3年〜)、「ゆきまる」(平成5年〜)、「あきほ」(平成8年〜)、「初雫」(平成10年〜)、「はなぶさ」(平成10年)、「ほしたろう」「吟風」(平成12年〜)、「あやひめ」(平成13年〜)、道南発祥の「ふっくりんこ」があります。

 詳しく北海道のお米について知りたい!というあなたはこちらの北海道米販売拡大委員会のサイトをご覧下さい。

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