いまや、国内には300社くらいの地ビール会社が存在しています。ビール
ツウの方ならおわかりかもしれませんが、地ビールとは、地酒にならって、
その土地のビール、つまり地元産の原材料でつくり地元で飲まれる、その
土地に根ざしたビールといったような意味です。
しかし、地ビールなるものが国内で誕生したのはつい最近、1994年のこ
となのです。1994年に酒税法が改正になり、ビール年間最低製造量が2000
klから60klへと大幅に引き下げられたことで、全国各地でオリジナルのビ
ールを作りやすくなったようです。
そんな規制緩和をうけて、法改正後初めてビール製造免許申請をしたの
が北海道北見市の「オホーツクビール」でした。法改正の4月1日当日に国
税局に提出し受理され、12月に免許を取得しましたので、よって地ビール
の国内第1号ということになります(永久免許は1998年)。
ただ、誤解の無いように付け加えておきますが、同日に新潟県のエチゴ
ビールも申請書を提出し受理されているため、どちらも国内第1号になる
でしょうか。
オホーツクビール設立の発案者となったのが水元さん。農村計画視察旅
行でドイツバイエルン州に行った際に、どんな小さい村でもビール工場が
あるのを見て、北見にも独自のビールを作ろうと思い立ったのが始まりと
なったようです。
オホーツクビールは有名で、地ビール祭りでまず完売してしまうほどの
人気ぶりです。それもそのはずで世界のビール研究家からも高い評価を得
て紹介されるほどです。原料は麦100%で、麦芽は北見市の隣にある端野町
産の二条大麦を使用しています。
北海道は地ビール王国とも言えるでしょう。全国の地ビール会社の1割程
度は北海道だとも言われています。しかも北海道の地ビールは質が高く、
様々なイベントで数多くの受賞をしているのです。
同じ網走管内にはオホーツクビールのほかに網走・遠軽など3箇所に登場
していますし、十勝でのビールといえば、十勝ビールで十勝ラガー。石狩
管内でも、札幌・小樽にも開拓使ビールや小樽ビール、いしかり番屋。道
南でははこだてビールや大沼ビール、のぼりべつビールなども。
とにかく北海道は地ビール王国。北海道にきた際にはぜひ地ビールも。
飲める方は・・・。