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支庁再編計画、支庁→総合振興局へ

2009年3月31日まで会期延長した道議会で、「支庁再編条例改正案」が可決、成立しました。2009年10月ごろの施行を目指しています(2009年8月にまたまた先送りになりました)。2008年6月28日未明までもつれ込んだ第2回定例道議会で「北海道総合振興局設置条例」が可決成立していましたが、そのときは実現不可能になりました(同年6月30日公布)。

公職選挙法の改正ができなかったこと、また振興局へ格下げされることになる5支庁による反発が原因で、2009年4月施行は実現できませんでした。結局、総合振興局と振興局を同列に置く妥協案が通りました。そして、2010年4月1日、北海道総合振興局及び振興局の設置に関する条例(2009年3月31日公布)が施行されます。さて、100年も続いた支庁制度に関するはじめての大がかりな再編はどのように行われるのでしょうか。

新しい支庁の姿

まず支庁という名称がなくなります。代わりに「総合振興局」を9つ、「振興局」を5つ設置します。一応同列に置くことで、支庁がそのまま移行した感じになります。はじめの計画では6支庁に分割する案があり、それをもとにすると道央がばかでかくなるため、また道北でも距離がありすぎるため再分割が必要になりました。

また、自治体の意向を考慮した結果、留萌管内幌延町は宗谷地方との結びつきが強いため宗谷総合振興局に、空知管内幌加内町は上川地方との結びつきが強いため上川総合振興局にそれぞれ所属することになりました。振興局名称は現在名称を踏襲し、網走だけはオホーツクへ改称されます。


空知総合振興局(岩見沢市)=旧空知支庁(幌加内町除く) [24市町]
石狩振興局(札幌市)=旧石狩支庁 [8市町村]
後志総合振興局(倶知安町)=旧後志支庁 [20市町村]
胆振総合振興局(室蘭市)=旧胆振支庁 [11市町]
日高振興局(浦河町)=旧日高支庁 [7町]

渡島総合振興局(函館市)=旧渡島支庁 [11市町]
檜山振興局(江差町)=旧檜山支庁 [7町]

上川総合振興局(旭川市)=旧上川支庁(空知の幌加内町含む) [24市町村]
留萌振興局(留萌市)=旧留萌支庁 [8町村]
宗谷総合振興局(稚内市)=旧宗谷支庁(留萌の幌延町含む) [11市町村]

オホーツク総合振興局(網走市)=旧網走支庁 [23市町村]

十勝総合振興局(帯広市)=旧十勝支庁 [19市町村]

釧路総合振興局(釧路市)=旧釧路支庁 [8市町村]
根室振興局(根室市)=旧根室支庁 [11市町村(北方領土含む)]

なぜ支庁再編する?

理由の一つには北海道の財政面での問題がありました。数を減らして、スリムな行政を行うというのが目指すところ。さらに、近年の交通網の発達により、生活圏が変化したことも理由の一つにあげられています。

支庁再編への賛否

2008年に支庁再編に関する条例は道議会本会議で賛成多数で可決されましたが、退席・棄権した議員もいた中での"強制可決"でした。また、檜山、日高、根室、留萌といった支庁廃止となる地域でも反対がありました。江差町では、町に支庁廃止反対といった看板を掲げる様子も見られました。支庁としての歴史が古い江差、浦河、根室は猛反発しています。

そんなわけで支庁が格下げされる(なくなるともいう)地域は反対の声が根強くありました。支庁再編に伴う人員再編で道職員の撤退があるので、街が寂れるという声があるのです。または、支庁制度の歴史が歴史だけに、長く続いた制度を廃止するのかという惜しむ声もあります。北海道世論調査でも、14支庁が良いという回答が43%という結果が出ています。こうしたことから、支庁制度を維持する改正条例案が可決されました。
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