道産米の焼き立て煎餅はいかが?札幌円山で人気の「サムライ煎兵衛」

【札幌市】円山裏参道を歩いていてふっと見つけたお店。
看板にお侍さんだ。よくよく見てみるとお侍さんの輪郭はお米だ。

そう、ここは今年(2015年)1月23日にオープンした「サムライ煎兵衛」という手焼き煎餅のお店。おしゃれな外観に豊富な種類のお煎餅、焼き立ての煎餅が食べられるってことで、巷ではちょっと人気のお店なのだ。(写真上:お侍さんのイラストが印象的な「サムライ煎兵衛」)

すべて北海道米で作られた手焼き煎餅

▼種類豊富なお煎餅以外におかきやかりんとうなども販売されている

このお店の煎餅の特長は、すべて北海道米で作られているということ。オーナーの三瓶氏にお聞きすると、北海道米を使って煎餅を作っているところがないこと、手焼き煎餅店が北海道に少ないことがこの店をオープンしようと思った理由だそう。

使われている北海道米は「ふっくりんこ」と「おぼろづき」と「ゆめぴりか」。これまで米が変わっても煎餅の味は変わらないと言われていたけれど、製粉のしかたや焼き方でまったく違うのだ、ということを分かってもらいたかったという三瓶氏。

▼「ふっくりんこ」「おぼろづき」「ゆめぴりか」……3種類の北海道米が使われている

ちなみに「ゆめぴりか」は厚めの生地をしっかり堅く焼いたタイプ、「おぼろづき」はお米の粒を残した生地を使っているのでザクザクの食感を楽しめるタイプ、「ふっくりんこ」はあっさり薄焼きのクリスピータイプである。
実際に食べてみると、ホント、まったく違うことに驚かされる。こんなお煎餅食べたことない。

味付けの違いも楽しめる!

▼お米の種類だけでなくフレーバーによる味の違いも楽しめる

店で売っている煎餅は米の違いだけではない。塩、一味、胡椒など、フレーバーもいろいろ準備されているから楽しい。現在食べられる味付けは21種類。中でも「藻塩」と「トリュフ塩」の人気が高いのだそう。もちろん定番の「醤油」もあるからご心配なく。

三瓶氏の頭の中にはまだまだ50以上のレシピがあるそうで、この先どんどん味付けは増やしていくとのこと。
楽しみだ。

▼左上「ゆめぴりかの一味」、右上「ゆめぴりかの胡椒」、左下「ふっくりんこのいしる塩」、真ん中下「おぼろづきのいしる塩」、右下「ゆめぴりかのいしる塩」

焼き立ての煎餅が食べられる!

店では煎餅を手焼きしていて、焼き立てを食べることができるのもありがたい。焼き立ての温かい煎餅を食べられるなんて機会はそれほど多くないはず。実際に食べてみたら、焼き立ての温かさ、パリパリ感、お米の焦げた香ばしい香り……と、いつも食べているのとは違う煎餅が楽しめるはずだ。

▼入口を入ったところで実際に煎餅が焼かれている

「北海道米の魅力を世界に知ってもらいたくてはじめました」と言う三瓶氏。頭の中にはまだまだいろいろなアイデアが詰まっていそう。
これまで知らなかった煎餅の魅力を知ることができる「サムライ煎兵衛」。円山公園界隈に行ったときにはぜひ寄ってみたいお店である。

サムライ煎兵衛
札幌市中央区南二条西25丁目1-18 [地図]
TEL:011-618-0550
営業時間:10時~18時30分
不定休
公式ウェブサイト