まずは北海道の高校野球事情!!

北海道は2つに分割されています。
「北・北海道」と「南・北海道」です。ひとつの都道府県から2つのチームを甲子園に送り出すことができるのは、北海道と東京都だけです。
「北・北海道」と「南・北海道」はどうわかれているのかというと、だいたい支庁ごとにわかれています。ただ、空知支庁だけは南北に分断されます。「南・北海道」は、道南(渡島・檜山)と道央(石狩・後志・日高・胆振・空知南部)、「北・北海道」は、道央(空知北部)と道北(上川・留萌・宗谷)と道東(十勝・網走・釧路・根室)が含まれます。
空知管内の南北の分け方ですが、奈井江町の奈井江商業などから北を北・北海道、美唄市や月形町から南を南・北海道としています。「北・北海道」「南・北海道」それぞれの中でも地区にわかれています。それぞれの状況は以下のとおり。
※注記2007年より、北・北海道と南・北海道の区域編成が行われ、空知管内は南北統一、北・北海道地区に属することになりました。高校が減少してきて、南北北海道の数がアンバランスのため。
▼北・北海道の地区と主な高校
「十勝地区」帯広北・帯広工・帯広農・帯広緑陽・帯広柏葉・帯広三条・広尾
「北見地区」雄武・遠軽・北見緑陵・北見工・北見商・北見柏陽・網走向陽
「旭川地区」旭川工・旭川実・旭川竜谷・旭川大・旭川北
「空知地区」夕張・岩見沢東・岩見沢市緑陵・駒大岩見沢・奈井江商・砂川・滝川西・芦別
「名寄地区」士別・稚内大谷・名寄
「釧根地区」釧路江南・釧路工・釧路北陽・中標津・根室
▼南・北海道の地区と主な高校
「室蘭地区」駒大苫小牧・苫小牧工・鵡川・室蘭大谷・北海道栄
「小樽地区」北照・小樽潮陵・岩内
「札幌地区」北海・東海大四・札幌山の手・札幌日大・札幌藻岩・札幌南・大麻・札幌南・札幌平岸・札幌第一・立命館慶祥・国際情報・尚志学園
「函館地区」函館工・函館西・函館商・函館大有斗・函館大柏稜・知内
「北・北海道」「南・北海道」はただでさえ広大ですし、出場校も多い状況です。そんな各地の高校球児たちがあこがれ、目指している球場が南と北では当然違います。「北・北海道」は旭川市にある
「スタルヒン球場」。北の地区予選はここで行います。「南・北海道」は札幌市の
「円山球場」(麻生もあり)。いずれも北と南の聖地みたいなところとなっています。
北海道高校野球用語として、駒大岩見沢の打線の事をさす
「ヒグマ打線」があります。駒大岩見沢の野球が攻撃的であることが特徴で、名づけられています。駒大岩見沢もかつては甲子園に出場しており、その際にたびたび用いられてきた名句です。一方最近好調の駒大苫小牧は、地元名物より
「ホッキ打線」とも表されるようになってきています。
北海道勢・夏の甲子園の記録!!
すべての記録を書き綴るのは不可能に近いですから、初戦敗退した高校以外、つまり初戦突破した高校をリストアップしてみましょう。南・北海道と北・北海道の甲子園全記録については
asahi.com の甲子園特集、大会データをご参照ください。南というのは南北海道のこと、北というのは北北海道のことです。
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1922年 | (南)北海中 | 1回戦突破、準々決勝で散る
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1923年 | (南)函館商業 | 2回戦突破、準々決勝で散る
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1924年 | (南)北海中 | 1回戦突破、2回戦で散る
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1927年 | (南)札幌一中 | 1回戦突破、2回戦で散る
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1928年 | (南)北海中 | 2回戦と準々決勝突破、準決勝で散る
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1931年 | (南)札幌商 | 2回戦突破、準々決勝で散る
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1936年 | (南)北海中 | 2回戦突破、準々決勝で散る
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1937年 | (南)北海中 | 2回戦突破、準々決勝で散る
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1946年 | (南)函館中 | 2回戦突破、準々決勝で散る
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1947年 | (南)函館工 | 1回戦突破、2回戦で散る
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1948年 | (南)函館工 | 1回戦と2回戦突破、準々決勝で散る
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1949年 | (北)帯広 | 1回戦突破、2回戦で散る
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1950年 | (南)北海 | 1回戦と2回戦突破、準々決勝で散る
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1952年 | (南)函館西 | 1回戦と2回戦突破、準々決勝で散る
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1954年 | (南)北海 | 2回戦突破、準々決勝で散る
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1957年 | (南)函館工 | 1回戦突破、2回戦で散る
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1960年 | (南)北海 | 1回戦と2回戦突破、準々決勝で散る
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1962年 | (南)北海 | 1回戦と2回戦突破、準々決勝で散る
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1964年 | (南)北海 | 1回戦突破、2回戦で散る
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1965年 | (北)帯広三条 | 1回戦突破、2回戦で散る
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1968年 | (北)北日本学院 | 1回戦突破、2回戦で散る
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1972年 | (南)苫小牧工 | 1回戦突破、2回戦で散る
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1973年 | (北)旭川竜谷 | 2回戦突破、3回戦で散る
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1974年 | (北)旭川竜谷 | 2回戦突破、3回戦で散る
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1978年 | (北)旭川竜谷 | 2回戦突破、3回戦で散る
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1980年 | (北)旭川大 | 1回戦と2回戦突破、3回戦で散る
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| (南)札幌商 | 1回戦と2回戦突破、3回戦で散る
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1985年 | (北)旭川竜谷 | 1回戦突破、2回戦で散る
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1986年 | (南)東海大四 | 1回戦突破、2回戦で散る
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1993年 | (北)旭川大 | 1回戦突破、2回戦で散る
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| (南)東海大四 | 2回戦突破、3回戦で散る
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1994年 | (北)砂川北 | 1回戦突破、2回戦で散る
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| (南)北海 | 1回戦と2回戦と3回戦突破、準々決勝で散る
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1995年 | (北)旭川実 | 1回戦と2回戦と3回戦突破、準々決勝で散る
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1997年 | (南)函館大有斗 | 1回戦突破、2回戦で散る
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1999年 | (北)旭川実 | 1回戦と2回戦突破、3回戦で散る
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2004年 | (南)駒大苫小牧 | 優勝
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2005年 | (南)駒大苫小牧 | 優勝(連覇)
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2006年 | (南)駒大苫小牧 | 準優勝(3年連続決勝)
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統計
▼優勝:2回(2004駒大苫小牧・2005駒大苫小牧[南・北海道代表])
▼連覇:1回(同上)
▼準優勝:1回(2006駒大苫小牧[南・北海道代表])
▼準決勝で敗退:1回(1928北海中[南・北海道代表])
▼準々決勝で敗退:14回(1995旭川実[北・北海道代表]・1922と1936と1937と1950と1954と1960と1962と1994北海[南・北海道代表]・1931札幌商[南・北海道代表]・1923函館商[南・北海道代表]・1946函館中[南・北海道代表]・1948函館工[南・北海道代表]・1952函館西[南・北海道代表])
▼夏の甲子園出場回数1位:北海の33回(春もあわせると43回)
▼夏の甲子園勝利回数1位:北海の17回(2005年まで)
▼北海道勢夏の甲子園勝利試合:59試合(2005年まで)
▼北海道勢夏春の甲子園勝利試合:92試合(2005年まで)
●コメント
南北海道代表においては、古くから「北海中」のちの「北海高校」が甲子園に出る機会が多かった。札幌勢と函館勢の出場機会がほとんどで、それ以外の土地から出場できたのは、1959年の苫小牧東、1966年の駒大苫小牧初出場、1969年の三笠、1972年の苫小牧工、1983年の駒大岩見沢といったところ。
最初の頃は出場校も少なかったこともあり準々決勝まで勝ち上がったことが多かったものの、準決勝の壁が大きくそれ以降に進むことができなかった。年たつうちに次第に出場校も多くなり、難関となってきた。いつしか南・北海道勢は初戦敗退が多く目立つようになり、1964年以降は黒星の年が続いた。
一方の北北海道代表においては、南・北海道ほどは強くはない。ちょうど南・北海道代表が甲子園で初戦敗退が続く1960年代から、南・北海道のその穴を埋めるようにがんばってきた北・北海道地区の代表校。1990年代には、旭川実が北・北海道としてはじめて準々決勝に進出したが惜しくも敗れた。そして2000年以降は初戦敗退が続く。
北・北海道地区は旭川勢が多く甲子園に進出する。上にあげた初戦突破の高校だけでもほとんどが旭川の高校。初期の頃は帯広勢が強かったし、釧路勢もいた。たまに北見・網走・芦別あたりからも顔を見せて多彩に富んでいた。それが1990年以降はほとんど旭川勢になった。1990年の中標津、1992年・1994年の砂川北、1998年の滝川西、2001年の帯広三条を除けば、すべて旭川勢となっている。
※注記:昔と今の学校名が変わっているものもあります。「北海中→北海」に、「帯広→帯広柏葉」、「札幌商→北海学園札幌」、「北海道日大→北海道栄」「北海道工→尚志学園」「北海道桜丘→北海道栄」「釧路第一は廃校」「函館市立→函館東」「函館中→函館中部」「札幌一中→札幌南」「赤平西→赤平」
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大旗は海峡を越えた―駒大苫小牧野球部の軌跡
田尻 賢誉(著) 日刊スポーツ出版社240ページ
オススメ:★★★★★
初優勝をした駒大苫小牧野球部を中心に、北海道の高校野球事情に迫る納得の一冊。なんで駒大苫小牧は強い? これを読むと香田監督の指導の仕方が見えてきます。駒大苫小牧の秘密が見えてきます。駒苫ファンなら、ぜひ読んでみたい本ですね。
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全国制覇 駒大苫小牧―2004夏 甲子園熱闘ドラマ
北海道新聞社
オススメ:★★★★
駒大苫小牧ファン必見の一冊。駒大苫小牧が初優勝した2004年を記念して発行され、駒大苫小牧の活躍ぶりを振り返ることができます。写真が多く、選手たちのコメントもあって、保存版になりそうですね。
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4.北海道勢の高校野球(甲子園)の記録