「GTO」とは、北海道出身の漫画家、藤沢とおる氏の作品。1998年のテレビドラマ放送の後、1999年に完結として映画化されたもの。ここでは北海道ロケということで映画版のみ紹介する。主人公鬼塚英吉は反町隆史さんが演じるという点ではドラマと相違はなかった。
北海道の幌比内町の北文館学園高校が物語の舞台。ここに臨時教師としてやってきた元暴走族の風変わりな教師鬼塚と、学園理事長の娘・桂木綾乃(田中麗奈)を中心にストーリーは展開する。問題クラスの2年C組を受け持った鬼塚は、問題生徒たちに対しびっくりするような行動に出る。結果的にクラスが一つにまとまるというもの。
設定の幌比内町という自治体は存在しない。しかし、寂れた町並みは北海道の過疎化の実情を映し出している。ロケ地はほとんどが芦別市。炭鉱地域だった地域の赤レンガが特徴的な頼城小学校校舎で教室の撮影が行われた。また、気球も登場する「カナダ村」は芦別市にある「赤字のアン」と揶揄されることも多いカナディアンワールド公園で撮影されている。
十勝管内では、白樺学園高等学校、上士幌町ナイタイ高原牧場もロケ地となった。ローカル線は当時はまだ走っていた
北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線が、車両も含め実際に撮影に協力している。幌比内駅は陸別駅がロケ地であり、ロケに使用された駅名板が保存されている。ほかにも芽室町もロケ地となった。
鬼塚を追い続ける記者の喜多嶋薫(藤原紀香)が勤める北海日報は存在しない新聞社。ほかにもトウキビ、ポテト、ジンギスカンといった北海道らしい食べ物も随所に登場させており、北海道満載の映画である。
原作者・原作についてはこちら
監督:鈴木雅之
主演:反町隆史、藤原紀香、田中麗奈、夏八木勲ほか
公開:1999年12月