北海道だけの
ばんえい競馬。おりしも、公開された2006年度には、道内4市による開催継続問題があった(結局2007年度から帯広市単独開催に決定)。
物語は、帯広市出身で帯広市在住の作家・鳴海章(なるみしょう)氏の小説
「輓馬」(ばんばと読む)を原作とする。ストーリーの舞台も帯広市、映画化のロケ地も帯広市や十勝管内なので、実質帯広発・帯広産といえる。
112分の映画で、主演である伊勢谷友介さんと佐藤浩市さんの兄弟の物語、家族の絆を描く物語。伊勢谷さん演じる矢崎学(31)が、ネット会社を倒産させてしまい、故郷である帯広に戻るが、佐藤浩市さん演じる厩舎の経営者・調教師である兄貴・威夫(43)とやりあう様子も描く。その他のキャストとしては、小泉今日子さん、吹石一恵さん。ウンリュウ役として映画に出演した馬は、帯広競馬場の雄で名前はマルニシュウカン。
ロケ地は帯広市帯広競馬場内の普段人目に触れることのない厩舎等各種施設が中心で、音更町十勝牧場白樺並木、帯広畜産大学付近唐松並木、上士幌町糠平タウシュベツ川橋梁など。撮影は2005年2月から4月という冬の時期だった。
実は、世界十二映画祭のひとつ
第18回東京国際映画祭で初の4冠に輝いた。同映画祭史上初の4冠である。1つ目は「最高賞受賞」、2つ目は「最優秀監督賞」で監督の根岸吉太郎さんが獲得、3つ目は「最優秀主演男優賞」で主演の佐藤浩市さんが獲得、4つ目は「観客賞」。
同映画は、2007年1月には台湾でも海外初の上映が決まったほか、2007年3月15日には日中国交正常化三十五周年記念二○○七年日本映画祭(北京)でも上映された。
映画名: 雪に願うこと(What The Snow Brings)
原作: 輓馬(鳴海章氏)
監督: 根岸吉太郎
脚本: 加藤正人
公開: 2006年5月20日、北海道先行公開2006年4月8日
キャスト 伊勢谷友介、佐藤浩市、小泉今日子、吹石一恵
ロケ地: 帯広市帯広競馬場ほか
受賞: 第18回東京国際映画祭グランプリ4冠
公式サイト: http://www.yukinega.com/