北海道を知る
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アイヌへの配慮を

 アイヌ民族への理解・配慮を求める動きが多くなってきているように感じます。いいことですね。

 まずはこちら。「新千歳空港にアイヌ紹介コーナー新設」という記事。新千歳ですよ新千歳。北海道の空の玄関。展示コーナーの場所を無料提供したとも報じられているんです。やるね北海道空港。道外からのお客さんにも知っていただくことは必要ですね、北海道に来た以上。北海道ウタリ協会も大喜びのようです。

 道外の方々だけじゃなくて道民も新千歳空港に行って見てみたらいいよ。この前、平取町のアイヌ資料館に行ったけど、なかなか勉強になった。ていうか、北海道の学校でさえまともに教えてもらえてないという悲惨な現状があるのですが。ぜひ、そういうところにいってみてくださいませ。

 ほかにも、北海道ウタリ協会から要望が来て、音別町の開基90周年記念式典の名称が変わったということです。音別町(現在釧路市)は素直に「分村九十周年記念式典」と改称したようです。でも10年前は「開基」だったとか・・・。今後は変わっていくでしょうね。

 今の流れは「開基」ではありません。1988年に北海道庁設置100周年の際、「開基」について使わないようウタリ協会からクレーム、というか要請。以後市町村でも節目の式典で「開基」を使うことは無いようです。

 でも、自治体だけではなく、昔に作られた記念碑(開基○○の碑とか)もそうでしょうね。基本的に北海道で「開基」という単語は使用しない傾向です。入植・開拓時代よりもそれ以前にアイヌ民族の生活の歴史があったわけですから。

 じゃ、代わりになんと言う言葉を使えば?というのが難しいところ。開基の代わりの適当な言葉は見つかりそうにありません。式典の名称で悩む市町村もあるようですが、一般的に、「分町または分村または市町村制施行○○周年記念」とかが最適とされているようです。北海道は難しいのです。

(追記)
 読者様より、「開基」という言葉について、入植・開拓の意味で用いられるのは北海道だけということでご意見いただきました。確かにその通りです。記事を書く前に、辞書で調べたりしましたが、用法としては宗教に関して「開基」が用いられるようですね。ですが、全国的に見ても、北海道だけは、開拓をはじめた、入植の年から「開基」が使われます。インターネットで「開基」を検索しても、宗教上用法をのぞいて、北海道以外の地域では使用しません。北海道独特です。そういった他地域との違いにも触れようという意味で、「北海道では~~」と文章をつづっています。

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