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苦しい生活の実情


 北海道をはじめとする雪国・寒冷地では、支出に占める燃料費の割合が高くなります。こうした事情の中、苦労しているのが年金暮らしの家庭だったり、低所得者の家庭だったりします。ここでは、北海道の冬の苦しい生活の実情を紹介します。政策がどうこうじゃなくて、身近にこういう方がいたら、やさしく手助けしてあげましょう。

高齢者の生活

 道内の家庭では近年灯油代が1万円程度から2万円程度になっています。年金生活者の中には月6万円の年金収入のうち3分の1にあたる2万円相当が灯油代に消えるという事例もあります。こうなると、当然、灯油を節約しようとします。

 何枚も重ね着をして、布団も何枚も重ね着をして・・・そんな生活をします。ストーブも太陽が出ているときはつけないとか、来客時にだけつける、氷点下何度にならないとつけないとか、そのように決めている人もいます。場合によっては外気温と同じ室温ということもあるそうです(高齢者住宅3割が室温15度以下という調査結果もあります)。

 自治体が実施する福祉灯油も1回の給油でなくなってしまう金額の少なさと、手続きの面倒さが障壁となっています。ストーブはやめてコタツにしたとか、窓にビニールを貼り付けて少しでも寒さを和らげようとする人もいます。ストーブ節約はもう限界だから食費を節約するという人もいます。

 

ホームレス(路上生活者)の生活

 北海道にホームレスはいないのでしょうか?実際は札幌を中心として道内各地に路上で生活している方々がいます。特に厳しいのが真冬の生活。「(氷点下)12度まで下がったときは皮膚が痛くて寝られなかったけど、死ななかった。人間は意外と丈夫だね」とは、ある男性ホームレースの話(2008年2月14日北海道新聞Oh!さっぽろより)。日によってはそれ以下になることもあるでしょう。死と隣りあわせなのです。

 でも札幌市で行政の対策はあまり聞かれません。実際にそうなのです。厚生労働省が2007年1月に調査したところによると、札幌市では4年前調査(88人)に比べて44人も増加していることからも明らかです(ちなみに全国的には減少傾向にあります)。道内では他に苫小牧市が2人から6人に増えています。函館市では25人から7人に急減、対策を実施している旭川市でも21人から半分以下に減少しています。

 ホームレスになった経緯はここで取り上げるべき論題ではありません。しかし、なりたくてなった人はほとんどおらず、就職して働きたいという人が大半を占めています。仕事を探しつつ路上生活を余儀なくされている人が多いわけですが、どんな生活をしているのでしょう。

 札幌ですと、駅、地下街は夜間閉鎖。とにかく風雪をよけれる場所、たとえば地下街の入口やバスターミナルなどで夜を過ごす、とりあえず夜は歩き回って朝に施設がオープンするのにあわせて中に入り暖かい場所で寝る、24時間営業の店舗で過ごすなど、知恵を働かせる人もいます。
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最終更新日:  2008/09/29 15:31
この記事が属するカテゴリ:灯油価格高騰特集
タグ: ホームレス 灯油 節約
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