北海道民だけではなく雪国の地域では、雪が降る前に冬タイヤに交換します。この冬タイヤは「スタッドレスタイヤ」と呼ばれるものを装着しますが、現在では冬タイヤ=スタッドレスタイヤのように代名詞にもなってしまっています。つまり冬道の運転には欠かせないよということなのです。夏タイヤで運転するなんて無謀なことです。
※当サイトでは冬タイヤ交換は誰がやっているのかに関してオリジナルのアンケート調査いたしました。詳しくは
アンケート第3弾冬タイヤ交換アンケート結果をご覧ください。
ところでなんで冬道はすべる?
なぜ冬道はすべるのでしょうか?
よくしばれている冷え込んだ日(マイナス10度前後)はそんなに滑りません。0度近いと(正確にはマイナス4度が目安)よーく滑ります。それ以上の気温だと溶けてびちょびちょあるいは普通の濡れた路面になりますのであまり関係ありません。
織田裕二さんのCMを見たことがある人も多いのでは?
「氷は濡れているから滑る、乾いた氷は滑らない」なのです。濡れているから滑るのです。氷の路面の上に水の膜があるために滑るのです。だからよく凍る気温の日はそういった水の膜が少なく、逆に滑らないのです。
なぜ水の膜ができるのか?それは摩擦熱です。タイヤは開店していますから多少なりとも
摩擦熱が生じています。それが路面の雪や氷を溶かしてしまって水の膜が生じてしまうのです。
さらに、それがタイヤと路面との間に入り込むからスリップしてしまうのです。同じ道路状況であったとしても水の膜があるないで、ブレーキを踏んでから止まるまでの距離が違ってきてしまいます。恐るべしなのです。
スタッドレスとは?
さて、その
スタッドレスタイヤ。いったいなんぞや?と言うと、一言ではいえないのです。夏タイヤに比べて凹凸の激しいタイヤと思ってください。これが雪道滑りにくくする原理なのです。しかしこれでも滑ります。夏タイヤよりは滑りにくい程度なのです。
摩擦係数というのがありまして、乾いたアスファルトでは0.75~0.80なのに対して、固まった雪道では0.2~0.4、氷上では0.1~0.2と、それぞれほとんどブレーキがきかないというデータがあります。また制動距離も夏タイヤより長くなります(2倍・3倍)。コーナリングも夏タイヤより26%も劣るようです。
なぜスタッドレス?
さて、ではスタッドレスタイヤはどうして夏タイヤより滑りにくいのか・・・。
「やわらかいゴム」と「細かい切れ込み」がキーポイントです。積雪路面ではその凸部分が雪に食い込めるので、凹部分で雪を取り込んで固め、もぎとって投げ出す作用を持っていますが、凍結路面、アイスーバーン路面ではそういう効果はありません。
やわらかいゴムが、水の膜の上ではなく、路面上に密着します。こうして密着摩擦と呼ばれるグリップが得られるわけですが、路面を離れる際も、細かい切れ目のエッジで路面を引っかき、水の膜をカットしています。この切れ目の間には水を取り込みます。
こうしてスタッドレスタイヤの原理を見てきたわけですが、ゆっくり発進・停止をしなければ意味がありません。一旦スリップしてしまいこの密着する
グリップ原理が失われると逆に危険です。もう回復が困難ということになってしまいますので、アクセルとブレーキは慎重に、ゆっくりと
「ソフトに」行います。
急ブレーキはダメ!という理由はここにあるのです。ブレーキ中にタイヤロックになったら、すぐに少しだけブレーキを緩めてロックを解除しなければなりません。
ABSとFF&FRと4WD,寒冷地仕様
まず、車は
「寒冷地仕様」です。ぜったい寒冷地仕様じゃないと走れないということじゃないのですが。寒い雪国用に作られた自動車で、リア窓ガラスにその旨シールが貼ってあったりします。
ABS装備の自動車も出回っています。アンチロックブレーキですが、これはブレーキを強く踏んでもタイヤがロックしないというシステムなのですが、ハンドルがきくとはいっても、ブレーキは踏み続けなければいけませんし、わずかな車線変更程度しかできません。何事も限界があるということをお忘れなく。
4WD(四輪駆動)もあります。残念ながら通常の2WDと制動距離は変わらないようです。4WDというのは、発進するとき、坂道において役に立ちますが、カーブとか凹凸のある道路ではスピンしやすいというデメリットもあります。
また、FF車よりFR車のほうが事故発生率が高いようです。さらにAT車よりMT車のほうが事故発生率が高いという統計もあるようですが、MT車はエンジンブレーキなどを駆使して微妙な速度加減・減速加減ができるのがメリットです。