遠軽なのに遥か彼方にオホーツク海が! 見晴牧場展望台の眺望が格別!

【遠軽町】遠軽の展望スポットといえば、遠軽町市街のすぐそばにそびえる瞰望岩からの眺望が有名ですが、それよりさらに標高の高い場所にある展望台からの眺望も格別です。それが「見晴牧場展望台」。内陸にあるはずの遠軽町にもかかわらず、オホーツク海も見えたりするのですから驚きです。

見晴牧場は、国内最大級のコスモス園で知られる太陽の丘えんがる公園「虹のひろば」よりもさらに坂道を登った場所に位置します。登った場所にあるのは遠軽町営見晴牧場で、その山頂付近に展望台はあります。木造で赤い屋根の牧場管理塔が目印です。観光客も少なく、比較的静かな環境の中でのんびり過ごすことができます。[地図]

牧場は167ヘクタールほどの面積があり、あたりでは約300頭もの牛たちが草を食んでいるのどかな風景も見られます。眼下には遠軽町市街、そして遠軽のシンボル的存在である瞰望岩も見下ろします。遠軽の街にいると見上げる形になる瞰望岩も、ここから見ると見下ろすというのも不思議な感覚です。

▼市街地・瞰望岩方面


そして天気が良ければ北東方向にも目を向けていただきたいのです。湧別町の湧別原野が広がりますが、その先にオホーツク海が確認できると思います。ここからオホーツク海岸まで距離にして約20㎞はありますが、それでも海が見えるのは、標高約285mもあり、海までの間に遮るものがないから。

▼湧別町方面

確かにここからの見晴らしは素晴らしく、「見晴牧場」とはよくいったものです。遠軽町の名前の由来は「インカルシ」というアイヌ語で、見晴らしのよい高台を意味します。当然これはアイヌの見張り台としていた瞰望岩を指しているのですが、その東側の高原に広がる見晴牧場の展望台も、名前の通り見晴らしの良い高台です。

遠軽町に観光で訪れた際は、春に芝桜、秋にコスモスを見て終わり、または、瞰望岩に登って終わり、ではもったいない! 瞰望岩に登って遠軽の街を見渡し、そのあとで見晴牧場に登って遠軽の街を俯瞰してみる、という流れをお勧めします。