味わう

旬到来! 目の神! 江別名物「ヤツメウナギ」を食しに行ってみた

旬到来! 目の神! 江別名物「ヤツメウナギ」を食しに行ってみた 【江別市】 過日ひょんなことから、江別創造舎で「江別カルタ」なるものが出されたと、江別市史・行政資料担当、佐々木孝一氏から伺った。佐々木氏も解説文執筆で協力しているという。

その内容だが、江別の文化・歴史を題材として、いろはカルタ48枚に沿って書かれているというもの。そんな「江別カルタ」に記されている文化歴史で、私の目に飛び込んできた一枚のカルタがあった。これである。

「む」
昔から 江別の自慢 ヤツメ漁

江別では今も行われているヤツメウナギ漁

旬到来! 目の神! 江別名物「ヤツメウナギ」を食しに行ってみた ヤツメ……そう、俗に言う「八つ目ウナギ」である。ウナギとついているが厳密には円口類で、ウナギの仲間ではないという。2億年前から殆ど形を変えることなく「顎をもたない」といった特徴がある珍しい生き物としても有名である(顎をもたない生き物の大多数は古生代ですでに絶滅しているそうです)。写真を見ると、確かに8つ目があるように見えますが、一対だけが目で残りはエラ。

佐々木氏の解説によると現在、市内郷土料理店が様々な加工品を開発提供しているほか、薬の原料や栄養剤としても市販されているそうだ。 札幌の隣町、江別市で未だこのヤツメ漁が行われているということに驚く。

この八つ目ウナギですが、最近は漁獲量が急激に減り続けているとのこと。その影響で2001年まで毎年開催されていた全国的に有名な"ヤツメウナギ祭り"がなくなってしまったそう。寂しいですね。

受験生にとっても必須の栄養素が含まれる!?

突然だが、季節はこれから「受験シーズン」本番突入である。 この八つ目ウナギなるもの、目に即効性のあるビタミンAがウナギの約6~10倍(!)だそう。 ちなみに、日本で最初の百科辞典『和漢三才図絵(1712年)』の八ッ目鰻の項に「八ッ目鰻は、眼疾を治す効がある」として紹介されているくらい昔から眼に良い薬とされてきたとの事、これは徹夜続きで眼精疲労必須の受験生にとって必須の栄養素となる! これはやはり"人体実験"的趣で実際に本場・江別市に行ってみて、八つ目ウナギを食してみなければいけないだろう。いざ江別へ!

「北の幸こじま本店」で名物ヤツメ料理を実食

到着後、まずは実際に生で八つ目ウナギを「見てみたい」・・と思い、向かったのが ある鮮魚店さん。「最近は不漁続きでほとんど店頭にはないんだよ・・」との事だったが、何とかある店にたどり着いた!

旬到来! 目の神! 江別名物「ヤツメウナギ」を食しに行ってみた わぉ……。ちょっと気持ち悪いです。 が、生ヤツメウナギも見れたので、いよいよ実食へ行きましょう。

事前に江別観光協会の方に「ヤツメウナギをおいしく食することの出来るお店を!」と頼み紹介頂いたのが、「北の幸こじま本店」さん。 早速、お邪魔して店御自慢の名物ヤツメ料理を出してもらった。

北の幸こじま本店は、約45年前に「小島食堂」として開業。 店主の小島さんは「明治から続く江別の食文化。後世に残していきたい」という願いから、色々な八つ目うなぎメニューを開発。甘露煮などのおみやげ商品もあり、人気を博しているそうだ。

▼蒲焼と刺身
旬到来! 目の神! 江別名物「ヤツメウナギ」を食しに行ってみた 旬到来! 目の神! 江別名物「ヤツメウナギ」を食しに行ってみた

▼フライと唐揚げ
旬到来! 目の神! 江別名物「ヤツメウナギ」を食しに行ってみた 旬到来! 目の神! 江別名物「ヤツメウナギ」を食しに行ってみた

ご馳走様でした! うなぎなどではあまり経験したことのないコリコリっとした弾力溢れる食感が独特です。 川で獲れるということで、フライや唐揚げでは若干の泥臭さを感じましたが、獲れたて新鮮な刺身は特に美味でした。 江別の食文化、たっぷり堪能しました。

ライターという職業柄、毎日PCの前にいる時間が途方も無く長い私にとって、目の保養は最大の関心事である。実際、八つ目ウナギを食した日から徐々にであるが目が疲れにくくなってきたのは事実。目の疲れ・痛みが数日引かない事も多々あった今までと明らかに違う、という実感があった。これは世の受験生に是非紹介したい! ヤツメウナギ、恐るべし……。

北の幸こじま本店
住所:江別市野幌町66-11
TEL:011-383-1381
営業時間:11:00~14:00(要予約)
江別観光協会HPより

筆者について

マーヴェリック

マーヴェリック

アラフィフ世代の「カメライター」。出版編集プロダクション法人経営者でもあり、関わった書籍は30冊、雑誌/新聞は50誌を超える。写真家としてもフランスのギャラリーと専属アーティスト契約をしている。長年東京のメディア業界で活動していたが、5年前に故郷である札幌に戻り、北海道の魅力再発見に取り組む「観光特産士」の顔も持つ。【Sクラス認定ライター】