お笑い芸人が営む新感覚トマト系ルーカレー屋!「札幌朱咖喱喫茶」

札幌市南区澄川の福住桑園通り沿いに「札幌朱咖喱喫茶【ついDEにあそこ】」という一風変わったネーミングのルーカレー屋さんがあるのをご存知でしょうか。こちらのお店、実は札幌のお笑い芸人である「盛合でぇすけ」さんが奥様と経営しているんです。

「お笑い芸人とカレー」。何とも摩訶不思議な取り合わせで興味が湧きます。早速お店に伺ってみました。お店は青緑と赤のカラーコントラストが可愛い外観です。

不思議な店名の由来とは……

まず最初に気になったのが、その店名。
誰もが思うであろう「ついDEにあそこ……とは!?」という素朴な疑問。
盛合でぇすけさんにお聞きしてみました。

「私はラーメン屋の店長を20代の時にしていたんです。非常に激務で体も壊してしまいました。そんな時、『遊び』と『仕事』を両立させたいなぁ、遊びを仕事にしたいなぁと思ったんです。そして設立したのが『ASOBENCHER CORPORATION(アソベンチャー・コーポレーション)』という名前の団体です。私がやりたかった、イベント企画や芸人、MCなどをスタートさせました。それで……(以下省略)……あ、店名の由来でしたね(笑)! 実はこの団体名を省略すると『あそこ』になるんですよ(笑)。私の軸となっているものですし思い入れがあって。あと、『近くにきたから、ついでに寄って行こうかな』と思ってもらいたいという願いをミックスしたのがこの店名なんです」とのことでした。
聞いてみると納得の、面白い由来ですよね。謎も解けてすっきりしました。

お笑い芸人がトマト系ルーカレー屋をオープンしたきっかけ

そもそも何故「カレー屋」さんだったのでしょうか。その疑問もぶつけてみました。

「先ほど話した20代のラーメン店・店長時代にその秘密があるんです。その頃の上司から『新メニューとしてカレーラーメンを開発するように』というお達しがあり……あ、実は私、本当はカレーが好きじゃなかったのですが(笑)、頑張って研究し完成させたんです。そのメニューが異例のヒットになったんです。それが自信になったというのがそもそもの理由です。スープカレーにしなかったのは、辛いのが弱かったので(笑)。でも、異例のヒットとなったカレー作りを活かしたい……それで辛くなくてルーカレーでという選択をしました。トマトをメインにしたのは、店長時代体を壊したというエピソード、それがきっかけなんです。それ以来、健康に気を使うようになり、体に良いものをたくさん取り入れたカレーにしたいと思い、トマトがひらめいたんです。お笑い芸人はやはり不安定というのもあって、何か安定した基盤を作りたかったというのも理由の一つですね」

トマトが主原料になった理由、ルーカレ―になった理由、辛くない理由、オープンした理由……またまた全ての謎が解け、すっきりしました。

トマト強めの絶品ルーカレーに舌鼓。そして「モヤさま」に登場したあの商品が!?

それではいよいよルーカレーの登場です。
お店のメニューから「これは」というオススメをライターが厳選。2つご紹介します。

(1)「札幌朱カリー」(790円)

こちらのお店の定番ベーシックメニュー。まず目につくのが素揚げ(ヘルシー志向の方は素揚げしないバージョンも可能)された色とりどりの新鮮野菜(カボチャ・ピーマン・ジャガイモ・さつまいも・人参・ミニトマト)。その彩りが食欲をそそります。

ルーですが、うわさ通りの「赤さ」です。この赤さの元となるトマトはイタリア産の高級トマトだそう。また、このルーは全く辛さがなく、まるでミートソースのようです。これでしたらお子様や辛さが苦手な女性の方でも安心して食べられます。

お味の方ですが、思ったより酸味が強いですが、くせになる旨さで個性的です。また、トマト感は少なく、トマト嫌いでも食べられるほど。ヘルシーなカレーを探している方にはリコピンたっぷりのこのカレーは最適です。

(2)「激辛なんDE朱カリー」(1,090円)

こちらは朱カリーに激辛ホルモンを投入したものです。この激辛ホルモン、お店で使用しているお肉の仕入れ先であり、以前盛合さんが勤めていたという「ミートショップいとう」で販売されている「激辛なんDEATH」という商品。ちなみにこちらは昨年、人気テレビ番組「モヤモヤさまぁ~ず2」に登場して更に有名になったそうです。

しかし、ネーミングからしてヤバそうDEATH。
実際にこわごわ試食してみると確かに辛いですが、噛むほどに旨みもあって美味! 酸味の強いトマト系カレーにも意外と合うんです。辛党にはオススメです!

さらに、お米にもこだわっており、厳選した「蘭越産ななつぼし」を使用。無料で玄米にも変更出来るのは嬉しいですね。
もちろんこの他にも種類があります。人気の「自家製ザンギ朱カリー」(1日10食限定)や「ルスツ産もち豚カツ朱カリー」(1日5食限定)といった限定数メニューも、オススメです。

※裏メニュー情報~「カツゲン」の新しい飲み方!?

盛合さんが突然こう切り出しました。「うちのカツゲン、面白いですよ。みなさんびっくりしますよ」とのこと。これは頼んでみるしかありません。

「!」
こ、これはなんと。メイソンジャーカツゲン!
こんな風にカツゲンを飲む日が来るとは思いませんでした。
ものすごく冷えたカツゲンを味わえるこの飲み方、くせになりそうです。

「14-17時限定メニュー」もオススメ!

その他にも、面白いお得なメニューがありました。14時から17時までの限定メニュー、その名も「まったりカフェセット」です。内容はケーキ(種類はお任せ)、アイス、ドリンクというセットで値段は何と490円! これは安いです。さらに! 「お笑い芸人とまったりトークができる」権利がつくそうです(笑)。ちょうど昼食と夕食のスキマ時間に、気軽に立ち寄って芸人さんと気軽にトークしながらお茶できるというのは、とても楽しそうです。


提供写真: 札幌朱咖喱喫茶【ついDEにあそこ】

店内イベントにも注目です!

やはりお笑い芸人のお店、ただの飲食だけではなくイベント・ライブも勿論あります。
月1~2回(不定期)、「スパイスガールズ」と銘打ったイベントがそれ。
これは、北海道で活躍している女性タレント・シンガーをゲストに迎えたファンミーティングで、2時間3,500円でカレー&酒飲み放題付という「太っ腹」企画。毎回15名限定のレアイベントとなっています。公式フェイスブックなどで告知されますので要チェックです。


提供写真: 札幌朱咖喱喫茶【ついDEにあそこ】

また、「食事イベント」もあります。毎月3日は「ギョーザの日」(通常ギョーザ3個→5個)、毎月29日は「肉の日」(肉系カレー100円引き)、毎月第3火曜は「学生の日」(全カレー100円引き)といったサービスデーになっています。
こちらもお見逃しなく。

また、このお店には、盛合さんの友人である芸人やタレントさんたちも訪れるとか。
もしかしたら遭遇するかもしれませんね。それも芸人さん経営のお店の楽しみの一つです。

絶品トマト系ルーカレーでももちろん満腹になれますが、お笑い芸人である盛合さんと楽しくお話しするだけでもお腹いっぱいになれます。是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

札幌朱咖喱喫茶【ついDEにあそこ】
所在地:北海道札幌市南区澄川5条4-3-8 澄川トーシンビル1階
TEL:011-824-3371
営業時間:[火・木・金]11:15~22:00(L.O21:45)、
[土・日・月・祝]11:15~20:30(L.O20:15)、ランチ営業、日曜営業
定休日:水曜日
駐車場:無(近隣の駐車場をご利用下さい)
席数:16席
公式フェイスブック
盛合でぇすけ公式サイト