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もったいない!!の声にこたえ、さっぽろ雪まつり大雪像を一年間保存へ

毎年2月に札幌市で開催されている冬の祭典「さっぽろ雪まつり」。来年以降、大通会場につくられる大雪像が、同イベント閉幕後も保存されることが決まった。ライラックやとうきびワゴンと大雪像が一緒に見られるかもしれない。

市民や来場者の声にこたえて

「さっぽろ雪まつり」大通会場は例年、2月11日(建国記念の日)までの約一週間にわたり開催されている。大雪像から中雪像、小さな市民雪像までそのサイズは様々だが、どの雪像も細部に至るまでこだわりぬかれており、見る者を魅了する。

もったいない!!の声にこたえ、さっぽろ雪まつり大雪像を一年間保存へ

主催者によると、2019年開催のさっぽろ雪まつりが第70回の節目を迎えるにあたり、何か突飛なことができないか検討した結果、大雪像長期保存化計画が持ち上がったという。かねてより、市民や来場者から「せっかく作ったのに一週間で取り壊すなんてもったいない」「何回でも見に行きたい」という声が上がっており、そうした声にこたえた格好だ。保存期間は、翌年の大雪像製作開始前まで。

大雪像の保存には当然ながら技術面でのハードルが高い。とけて崩れ落ちないよう冬季の外気温を保ったまま保存しなければならないため、その姿かたちを維持できるかどうかが課題だ。現時点では、曇りに強い巨大透明ケースで大雪像を覆って冷凍ボックス状態にし、中の気温を氷点下に保つ方法で検討が進められている。

ただ保存には莫大なコストがかかるため、大雪像のすべてを保存するのか、それとも一つだけに絞るのかについても検討中だ。

史上初の光景、実現なるか

大雪像保存化計画により、夏にビールを飲みながら大雪像を眺められるほか、5月に咲くライラックの花や秋の紅葉とのコラボレーションなど、史上初めての風景が大通公園に広がることとなる。また、近年注目の高い大雪像プロジェクションマッピングは通年で上映可能になる。

しかし一方で別の問題もある。閉幕後すぐに大雪像は取り壊されるが、その作業の様子を楽しみにしている人たちから反対の声が上がっている。また、5月下旬に大通公園を会場にするさっぽろライラックまつり、7月~8月にかけて開催されるさっぽろ夏まつり大通ビアガーデン、秋のグルメの祭典・さっぽろオータムフェストなど各イベント主催者からは、「会場スペースがなくなるからやめてくれ」とクレームが上がっている。

さっぽろ雪まつり大雪像保存計画は無事進むのか。今後の展開に期待が高まる。

今日はエイプリルフールです。過去のエイプリルフール記事はこちら。

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