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 札幌市には日本最長の美術館があるのをご存じだろうか。その距">札幌にある日本最長の美術館は500メートルもある! – 北海道ファンマガジン [ファンマガ]
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札幌にある日本最長の美術館は500メートルもある!


 札幌市には日本最長の美術館があるのをご存じだろうか。その距離は500mにもわたり、しかも観覧無料である。札幌市中央区にある「札幌大通地下ギャラリー」とはどんな美術館なのだろうか。(写真は常設化前の500m美術館)

 札幌市営地下鉄東西線大通駅とバスセンター前駅の間には地下通路(地下コンコース)が通っている。大通界隈の地下街ほどではないが、人通りはある。この地下通路に「日本最長の美術館」は存在する。通常の美術館は建物内にあるため、直線距離が500mにも及ぶ美術館は通路を活かすしかないだろう。札幌の地下通路を活用したギャラリーはその点で他の追随を許さない。

 名称は「札幌大通地下ギャラリー」(愛称:500m美術館)。従来は2006年度以降毎年「さっぽろアートステージ・美術部門」として、11月から12月中旬だけの期間限定美術館「500m美術館」として開設されてきた。普段何気なく利用している地下通路をギャラリーにし、道内・世界各地で活動する多くのアーティストの作品を展示し見てもらうだけでなく、日常空間を美術館にするという趣旨で開設されたもの。

 期間限定でありながら好評であったため、2011年9月中旬から工事を始め、11月3日に常設ギャラリーとして装いを新たにオープンした。強化ガラス展示空間が12m×7区画、白色コンポジットパネル展示が13m×10区画用意され、合計展示可能壁面は216m。絵画のほか、立体作品、映像作品も展示できる。

 特徴としては、500m区間両端に「500m美術館」と書いたエントランスを設置、壁面を白色に、コンポジットパネルゾーン(132m)にはLEDスポットライトを200灯設置している。通路ならではのこととして、最長19.2mの連続壁面を活用した長い作品も展示できる。

 立体作品については、一部(84m区間)にショーウィンドー形式を採用し、強化ガラスも設置された。さらに映像作品にも対応し、超短焦点プロジェクターを2台、両端に計6台の42インチ大型モニターを備える。

 観覧はもちろん無料。年中無休で7:00~22:30の照明点灯時間の間観覧可能。通路を歩きながら見ることができるので、市民が歩きながら気軽にアートに親しむことができる機会となる。少し寄り道してみるのはいかがだろうか。

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