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日本最大級の太陽光発電始動!メガソーラーのまち安平町の取り組みとは

鈴木麻代
Written by 鈴木麻代

日本最大級の太陽光発電始動!メガソーラーのまち安平町の取り組みとは

この春、いよいよ電力の全面小売自由化がスタートしました。これを機に人々の間で関心が高まっているのが、太陽光発電システムの導入についてです。そんななか、エネルギー問題解決に向けた取り組みで、今、北海道のある町が全国から注目を集めています。(写真上:苫東安平ソーラーパーク)

そう、日本最大級の太陽光発電が始動! メガソーラーの町といえば……安平町です。安平町といえば、ノーザンファームなど競走馬の産地として有名なところ。マルゼンスキーやディープインパクトも安平町で誕生しました。ということで、カントリーサインも、もちろん馬です!

▼カントリーサインも馬
日本最大級の太陽光発電始動!メガソーラーのまち安平町の取り組みとは

安平町で話題となっているのがソフトバンク苫東安平ソーラーパーク。同施設はソフトバンクグループのSBエナジーと、三井物産が共同事業として建設した、日本最大級の規模を誇る約11万1000キロワットの太陽光発電所(メガソーラー)です。

同パークの敷地面積は約166ヘクタールもあり、札幌ドーム約30個分、東京ディズニーランド約3個分の広さに相当します。ここに44万4024枚のソーラーパネルを設置(1枚の大きさは畳1畳分)。出力規模は約11万1000キロワットで、年間予想発電量は約1億801万4000キロワットで、一般家庭の約3万世帯分の年間消費電力に匹敵するのです。安平町の世帯数はおよそ4200世帯なので、約7.5倍にあたります。さすがはメガソーラー!! スケールの大きさに驚きました。

すぐれた立地条件

ところで、北海道での太陽光発電というと、気になるのが冬の期間です。屋根に積もる雪は発電に影響しないのでしょうか。ソーラーパネルは雪よりも、熱に弱いという性質があります。そのため、北海道は温度が上がりすぎず、太陽光発電に適しているのです。雪はソーラーパネルの熱で溶けるため、問題はありません。さらに安平町のある太平洋沿岸は道内でも降雪量が少なく、日照量も多いなど好条件がそろっているのです。

▼早来街道。交通アクセスもよく便利
日本最大級の太陽光発電始動!メガソーラーのまち安平町の取り組みとは

また、北海道の首都札幌へは50キロ、車で約60分。千歳空港へは約14キロ、苫小牧フェリーターミナルへは約25キロと近く、交通アクセスもとても便利で、高速道路など整備されているのが特長です。地震などの災害も少ないことから、道内外の企業が事業所の建設場所として候補にあげています。

日本最大級の太陽光発電始動!メガソーラーのまち安平町の取り組みとは

地域への恩恵は?

気になる地域への恩恵ですが、具体的には何があげられるのでしょうか。日本最大級のメガソーラー施設ということで、全国から観光を兼ねた見物客が増えているのだとか。また、自然環境に負荷のない身近な発電所として、子どもたちに安全なエネルギーを提供できるのも恩恵のひとつです。なお、SBエナジーでは地元の小学校を対象に、ipadを使った体験型教育「未来×エネルギープロジェクト」などの地域貢献活動も行なっています。

▼安平町では公用車も電気自動車。災害の停電時には災害対策の拠点
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今後、ますます期待の高まる安平町。あなたもぜひ、安平町をぶらり訪れて、観光とともに安平のパワーを体感してみてください。

<取材協力>
安平町役場(早来庁舎)
住所:北海道勇払郡安平町早来大町95番地
TEL:0145-22-2511
安平町役場ホームページ
安平町公式facebookページ

筆者について

鈴木麻代

鈴木麻代

1970年生まれ。フリーライター。26歳の時に函館で地域情報紙のフリーライターとしてデビュー。全国版観光旅行誌、田舎暮らしの本他、様々な機会に恵まれる。仕事に子育て、ボランティアと多忙を極め一抹の不安を感じてたある日、ガンにかかる。自分に合う生き方・働き方へチェンジを試み、42歳で離婚し札幌へ。北海道ファンマガジンの情報をもとに札幌めぐりを楽しむうち、2015年7月よりライターとして関わる。一眼レフを片手に執筆ジャンルは幅広く、単独取材~ロケハン同行取材もこなすグリーンレモンな人と言われる。プロフィールの続きは鈴木麻代WEBで検索を。