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空港の数は日本一!離着陸場のはなし

編集部
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空港の数は日本一!離着陸場のはなし

 空港といえば、道内では新千歳空港が最も有名です。羽田空港~新千歳 空港間の路線は、年間旅客人数が1000万人を超える世界有数の路線。数々 の日本初を記録した空港で、道内最大の、道内の空の玄関口、道内のハブ 空港です。ほかにあまり知られていない空港など離着陸場が、こんなにあ るんです(一部愛称で表記しています)。

空港の数は日本一!離着陸場のはなし

○第二種(国管理)(4)
 新千歳空港(千歳市/苫小牧市)
 函館空港(函館市)
 たんちょう釧路空港(釧路市)
 稚内空港(稚内市)

○第二種(道管理)(2)
 旭川空港(上川管内東神楽町/旭川市)
 とかち帯広空港(帯広市)

○第三種(6)
 オホーツク紋別空港(紋別市)
 女満別空港(網走管内大空町)
 根室中標津空港(根室管内中標津町)
 奥尻空港(檜山管内奥尻町)
 利尻空港(宗谷管内利尻富士町)
 礼文空港(宗谷管内礼文町)

○共用飛行場(民間も可能な自衛隊飛行場)(3)
 千歳空港(新千歳空港に隣接する旧千歳空港)
 丘珠空港(札幌市)
 旭川飛行場(旭川市)

○自衛隊専用飛行場(3)
 八雲飛行場(渡島管内八雲町)
 計根別飛行場(根室管内別海町)
 十勝飛行場(帯広市)

○地域飛行場/滑空場(13) ※詳細は後述
 エアフライトジャパン鹿部飛行場(渡島管内鹿部町)
 日本航空学園白老滑空場(胆振管内白老町)
 北海道大学夕張川滑空場(江別市)
 札幌航空協会新篠津滑空場(石狩管内新篠津村)
 たきかわスカイパーク(滝川市)
 深川航空協会深川滑空場(深川市)
 美瑛航空協会美瑛滑空場(上川管内美瑛町)
 旭川航空協会当麻滑空場(上川管内当麻町)
 北陸航空愛別飛行場(上川管内愛別町)
 美幌航空公園(網走管内美幌町)
 大樹町多目的航空公園(十勝管内大樹町)
 MICとよころ飛行場(十勝管内豊頃町)
 町営弟子屈飛行場(釧路管内弟子屈町)

○農道離着陸場(4) ※詳細は後述
 あっぷるぽーと余市(後志管内余市町)
 スカイポート美唄(美唄市)
 スカイポートきたみ(北見市)
 新得町農道離着陸場(十勝管内新得町)

○公共用ヘリポート(7) ※詳細は後述
 乙部ヘリポート(檜山管内乙部町)
 ニセコヘリポート(後志管内ニセコ町)
 砂川ヘリポート(砂川市)
 増毛ヘリポート(留萌管内増毛町)
 豊富ヘリポート(宗谷管内豊富町)
 占冠ヘリポート(上川管内占冠村)
 足寄ヘリポート(十勝管内足寄町)

主要空港

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稚内空港

 空港には第一種から第三種まで種別がありますが、道内に第一種はなく、 第二種からとなります。新千歳空港など道内主要都市にある空港が第二種、 離島など地方空港ともいえる空港が第三種です。
※空港整備法改正で種別が変更される可能性があります。

○いろんな空港トリビア

・千歳市にある新千歳空港は"札幌空港"とも称されるが、それだと札幌 市にある丘珠空港と混同してしまうため、札幌千歳、札幌丘珠などと表 記するのが普通。ただし、丘珠に道外発着はないため、道外から来ると きは札幌=千歳なので心配ない。

新千歳空港ターミナルビル
空港の数は日本一!離着陸場のはなし
空港の数は日本一!離着陸場のはなし

・新千歳空港は国内の空港ターミナルビルでは珍しく、低い柵だけの屋上展望台になっている。そのため滑走路・駐機場を障害物なしで一望できる。またターミナルビル内には多種多様な北海道名物土産品が販売されており、ショッピングスポットとしても定評がある。

・千歳の空港は1926年に造成されたのが始まり。これが現在の千歳基地で あり、民間と自衛隊の併用では手狭になったため、1988年に新千歳空港 を新設し民間は移転した。だから千歳基地と新千歳空港は別個のもの。

・そんなわけで、開港年は、新千歳空港が1988年で比較的遅い。稚内と中標 津空港が1960年、函館と釧路は1961年、女満別空港1963年、帯広空港1964 年、旭川と紋別空港は1966年。紋別空港は1999年11月11日に現在地に新築 移転したので、道内で最も新しい空港である。

・新千歳空港は千歳市市街地に非常に近いため、深夜と早朝の発着枠は1日 あたり6便限定ということで、1994年に道と地元住民が協議し決定してい る。うち貨物は4便で、常に6枠は埋まっている。

・日本国政府が所有する政府専用機は2機(ボーイング747-400)あるが、2機 とも新千歳空港隣接の航空自衛隊千歳基地の特別航空輸送隊に所属して おり、待機時は千歳に常駐している。

・女満別空港は網走管内大空町にあるが、2006年3月31日に合併により生じ た自治体名。合併前に女満別町があり、空港名は地名から命名されたが、 合併時の大空町という名前も空港イメージにちなんだものである。自治体 名がつかないという点で全国的に珍しい空港である。

・旭川空港といいつつも、ターミナルビルは実は東神楽町にある。旭川市内 春光町にあるのは旭川飛行場で、自衛隊駐屯地の滑走路である。

・道内の空港では新千歳空港が道内最大面積を誇るが、2番目は函館でも旭川 でもなく、282haのとかち帯広空港である。

・国内主要都市の空港で一番濃霧に覆われる空港は釧路空港で、霧に対応す る実験はここで主に行われてきた。

・日本最北端の空港は礼文島の礼文空港だが、定期便が2003年で廃止された ので、実質活用されていない。一方、日本最東端の空港は根室中標津空港。

・札幌飛行場が2箇所あった時代がある。最初に1927年、札幌市北区北24条 付近に札幌飛行場が誕生。しかし1945年終戦とともに閉鎖。一方、現在ま で続く札幌飛行場は1942年に誕生したが、札幌新飛行場と、区別していた。

その他の空港

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美唄市中空知農道離着陸場(スカイポート美唄)

 農道空港(農道離着陸場)というのがあります。全国8箇所設置され、道内 には半分の4箇所あります。実際に田園地帯の真ん中に小規模な滑走路が設 置されているものです。バブル期の1988年から、農産物の空輸を目的に農林水産省の整備事業で開設 されたものですが、無駄であるとして1997年に事業自体廃止されました。実態は2004年以降5年間で農作物目的の利用はゼロですが、イベント利用や薬剤散布ヘリコプターは利用しています。

大樹町多目的航空公園
空港の数は日本一!離着陸場のはなし
空港の数は日本一!離着陸場のはなし

 地域飛行場や滑空場としては、国内唯一の町営公共飛行場の弟子屈飛行場 を筆頭に、民間の北陸航空が運営する愛別飛行場、同じく民間のエアフライ トジャパンの本社がある鹿部飛行場、航空実験基地の大樹町多目的航空公園 など道内各地に点在しています。用途は、遊覧用がほとんどです。

公共用ヘリポート

空港の数は日本一!離着陸場のはなし
空港の数は日本一!離着陸場のはなし
砂川市砂川へリポート

 道内には7箇所の公共へリポートがあり、全国(22箇所)で最多の数です。 道内7箇所すべてが1990年代に開港しています。最も新しいのは砂川で1996 年。占冠トマムにある年間一桁の発着回数のヘリポートから、100回近く発 着する砂川までいろいろあります。

 用途も、奥尻島との接続に使用された乙部、スキー場での救難用のニセ コ、リゾート用として開設されたトマムまでさまざまですが、最も多いの は遊覧用です。日本最北ヘリポートは豊富です。

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