内部潜入!道内唯一の回転展望レストランはどういう仕組みで動いてる?

札幌駅のすぐそばという好立地に建つセンチュリーロイヤルホテル。そのホテル名を聞いてピンとこなくても、最上階に回転展望レストランのあるホテルと言えばわかるのではないでしょうか。

今回、その回転展望レストラン「スカイレストラン ロンド」(以降ロンド)で定期点検が行われると聞きつけ、ぜひ見てみたいということで行ってきました。果たしてどういう仕組みで回転しているのか、内部はどうなっているのか? 潜入取材開始です!

▼センチュリーロイヤルホテルの23階にある「スカイレストラン ロンド」

実際の点検現場はこんな感じ

点検が行われたのは12月6日の開店前。到着するともう準備が整っていて、すぐに点検がはじまりました。

▼作業スペースの小ささにまずビックリ!

驚いたのは点検口の小ささ。床下に部屋のような空間があり、そこに大きな動力源があると思っていたのですが、大人ひとりがやっと入れるほどのスペースしかありません。

▼いかにも狭そうな空間で作業が進んでいく

同じスペースが反対側にもうひとつあり、それぞれの中に小さなモーターが設置されています。つまり、この大きなレストランを回転させている動力源は、この小さなモーターふたつだけなのです。

▼右側の灰色の機械がモーター。店内の反対側にこれと同じものがもうひとつある

ふたつのモーターが動かしているのは小さなタイヤ。このタイヤはレストラン床下のレールと接地していて、タイヤが回ることでレストランの床が動いていきます。

▼床下をレールが一周していて、タイヤはこのように接地している

ロンドでは、メーカーとホテルの設備管理によってそれぞれ月1回ずつ点検が行われています。今回はホテルの設備管理による点検で、モーター音に異常がないかどうか、回転床の異音や振動の確認、電気系統の点検や整備などが行われました。

道内で唯一の回転展望レストラン

センチュリーロイヤルホテルがオープンしたのが1973年。回転展望レストランは当時からあり、実に約43年もの間、動き続けています。オープン当初は1時間で1周していたそうですが、回転や振動に酔うお客さんもいたということで、現在では3時間で1周のスピードで回転しています。

40年以上の歴史があるということは、さぞかし不具合もあっただろうと思いきや、これまでトラブルが起こったのはたった1度だけ。営業中に電気系統が故障し、回転が止まったことがあっただけなのだというから驚くばかりです。これも月2回の点検のたまものでしょう。

ちなみにこうした仕組みの回転展望台は、今や全国で十数カ所という少なさ。道内ではここが唯一の場所となります。刻々と変わる風景を眺めながら食事ができる貴重なレストランということで、点検の最中も予約の電話がひっきりなしにかかってくる人気ぶりでした。記念日に利用したり、札幌市外から訪れた友人や知人をもてなしたり、やはり特別なときに来たくなるレストランなのでしょう。

▼ランチタイムは札幌市街はもちろん、遠くの山々まで見渡せる開放感が味わえる(写真提供:センチュリーロイヤルホテル)

▼ディナータイムには夜景が広がり店内のムードも幻想的に(写真提供:センチュリーロイヤルホテル)

▼道産の食材をふんだんに使用した北海道らしいフレンチが自慢(写真提供:センチュリーロイヤルホテル)

▼店内の概要(資料提供:センチュリーロイヤルホテル)

今となっては貴重な存在となりつつある回転展望レストラン。風景が変わっていく中で食事をするというちょっとした非日常を味わいに、いちど訪れてみてはいかがでしょうか。

スカイレストラン ロンド
予約・お問い合わせ:011-221-3008(直通)
ランチ:11時30分~16時(ランチタイムは全席禁煙)
ディナー:16時~23時(L.O.22時/コースL.O.21時)

センチュリーロイヤルホテル
札幌市中央区北5条西5丁目
電話:011-221-2121
公式サイト