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高さ制限1.55m!頭をぶつけてしまうほど低すぎる高架下が長和に

高さ制限1.55m!頭をぶつけてしまうほど低すぎる高架下が長和に

【伊達市】トンネルや鉄道高架下というのは、何の支障もなく、歩いてくぐることができるのが一般的だ。しかし、世の中には、あまりに低すぎるトンネルが存在する。伊達市長和にある高架下もその一つ。高さ1.55mで、身長1.7mの人が普通に歩いてくぐると頭をぶつけてしまうほどなのだ。

高さ1.55mは北海道屈指の低さ!

全国的に見れば、高さ制限1.2mくらいからあるが、そのあたりの低さであれば自動車は通行が規制されている。1.5mほどになると自動車が通行するガード下の道路があるが、それでも今ではそう多くない。有名なものでは、東京都港区にある高さ1.5mの高輪橋架道橋がよく知られる。このために現地ではタクシーの提灯を削ったものが走っている。

道内では、高さ制限1.7mの高架下道路が、函館市・五稜郭駅近くの市道(お化けトンネル)、小樽市・南小樽駅~小樽築港駅間の市道にある。小樽市については、その隣に高さ1.8m制限の高架下道路もある。

これらでも高さがぎりぎりなのだが、これよりも低い道路が伊達市に存在している。それが、JR室蘭本線・長和駅~伊達紋別駅間にある市道[地図]なのだ。高さ制限の道路標識は1.55m。実際にその架道橋の入口に立ってみると、身長(モデル・こうじょうちょー、約170cm)よりも低いことがわかる。そのまま歩けば確実に頭をぶつけてしまうため、少しかがむ必要がある。

歩行者用ではもっと低いトンネルはあるが、自動車が通ることのできる道路としては道内では他にないほどの低さを誇る。当然ながら、Googleストリートビューでもこの高架橋をくぐる部分だけ存在しない。

高さ制限1.55m!頭をぶつけてしまうほど低すぎる高架下が長和に
高さ制限1.55m!頭をぶつけてしまうほど低すぎる高架下が長和に

1968年に建設された高架橋―まさに半世紀の歴史

伊達市には現在、鉄道高架はここ市道古川線の1か所だけ。ここから函館側に200m進んだ位置にある長和駅は高架駅ではなく地上駅。周辺を見てみると、伊達紋別側の道路は踏切を採用(川尻道踏切道)、函館側の道路(道道779号・南黄金長和線)は跨線橋にしているが、この道路だけ土地が少し低かったせいか低い高架橋を採用している。

道路自体は古くからあった道路で、1961年に町道(当時)に指定され、鉄道高架は1968年7月13日に建設されている。その当時から高架橋はこの高さと長さ(20mほど)と思われ、以来、線路を挟んだ両側の住民の生活道路となってきた。道路は車一台が通るのがやっとの狭さで、前後に高さ制限を示す錆びついたゲートが設けられている。

高さ制限1.55m!頭をぶつけてしまうほど低すぎる高架下が長和に

伊達市によれば、この高架橋の交通量はあまり多いわけではなく、これまで高さ制限を間違っての事故の報告はないという。また、迂回道路が近くにあるため、改良の予定はない。気になった方は、低すぎる高架橋の高架下を歩いてみてはいかがだろうか(頭をぶつけないよう気を付けて)。

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編集部

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北海道ファンマガジン編集部。編集部スタッフが取材執筆した記事や、名前を出さないライターの記事、寄稿記事の掲載の際にもこのアカウントが使われます。