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国内有数のガーデニングシティ恵庭

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 北海道全体がまさに「花大陸」なのですが、特に、恵庭市は近年ガーデ ニングのまちとして注目を集めています。住民から始まったガーデニング の街づくりは次第に恵庭市内に浸透していき、夏季には、個人宅の庭(オー プンガーデン)や道路脇の花々がカラフルに咲き誇ります。

国内有数のガーデニングシティ恵庭

恵庭=花のまちへの歴史

 その歴史は比較的浅いものでした。その構想は1980年代に始まったとさ れていますので、花のまちにちなんで「恵庭」という地名になったのでは ありません。アイヌ語の「エエニワ」が由来となっています。

 "恵まれた庭"と書く地名なのだから、それを生かしてみようというわ けです。それだけでなく恵庭が花苗生産量も多かったという事実も、花の まちへ進む要因の一つとなりました。

 そのヒントはニュージーランドにありました。同国第2の都市でガーデン シティとして世界的に有名であるクライストチャーチの町ぐるみの取り組 みに影響を受けた市内恵み野地区在住の一主婦が花づくり愛好会を設立、 翌年にはクライストチャーチのコンテストを真似て「ガーデニングコンテ スト」を開催することとなりました。1992年のことでした。

 これを商店街(恵み野西商店会)が主催し大好評だったことから、反響を 呼び、その参加の輪は市内で広まっていきました。無料で技術的サポート を行っていたというのも注目点。後に、恵庭市役所に「花と緑の課」を設 置させ、行政を巻き込んでの、まさに町ぐるみの取り組みとなっていきま した。

 もちろん、このコンテスト開催以前にもガーデニングをやっている家庭 はありましたし、1960年代に設立された花いっぱい文化協会によって、花 による街づくりは行われていましたが、恵庭を一気に全国区のガーデンシ ティに押し上げたのは、1990年代に入ってからといえます。

 関連団体が各種賞を受賞してきたことも有名になった要因。たとえば、 2004年には美しいまちなみ大賞、1997年花のまちづくりコンクール最高賞 受賞など。

国内有数(そして世界?)のガーデンシティへと

 恵庭市のガーデニングブーム発祥地はなんと言っても恵み野地区。中心 地北部に位置する1980年造成の新興住宅街です。市内中心部では漁町遊ing ロード一番街が有名。商店街が花に彩られると活気があるようにも見えま す。

 2006年春にはガーデニングのテーマパーク「えこりん村」、同年夏には 道の駅「花ロードえにわ」が相次いで開業し、花の町恵庭を売り込む施設 も新設されてきています。こうして観光客入り込み数は増加してきました。

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