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窓際族発祥の地

 肩書きを持っている社員が、仕事を与えられることなく(用は暇ひま~)一日中窓際にいる中高年社員(サラリーマン)、これを「窓際族」(まどぎわぞく)と呼びます。辞書の言葉を借りれば社内で「予備軍的存在」となってしまった……そんな人たちです。

 かつて日本は高度経済成長期を経験して、社員をたくさん雇用しましたが、その世代の人たちが中高年となり、肩書きも外され次第に隅へ追いやられて、何の仕事をするでもなく働いている……そんな状況から生まれた、本人たちにとってはつらい言葉です。

流行語までの経緯とは?

 この「窓際族」という言葉が流行語に選ばれたのは1978年のことでした。ネッシーやカラオケが流行語となった同時期の流行語です。で、実はこの「窓際族」が流行語になるまでの経緯で、北海道新聞がからんでいたのです。

 「窓ぎわおじさん」。これが「窓際族」として流行語になる前身の言葉でした。北海道新聞1977年6月11日発行朝刊家庭面でこのコラムが掲載されました。定年間近のサラリーマンにとっては再就職が難しくなってきた時代でもあり、テレビドラマでは定年や退職を扱うものもありけり。そんな中でOLたちがうわさ話として使ったが「窓ぎわおじさん」だったということです。北海道新聞の記事がきっかけで国内に徐々に広まり、ついに流行語にまでなりました。

(※予断:これは北海道新聞社への問い合わせによりわかったもので、担当者に調べていただいたのですが、「断定はできない・当社でも知らなかった」ということでした。2004年10月23日付でこの件に関して掲載していただきました)

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