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北海道の出先機関「東京事務所」「どさんこプラザ」

 北海道東京事務所(通称:道東京事務所)。よく出てくる言葉ですが、これっていったい何なんでしょうか。札幌市東京事務所とは違うの?ということで、このページでは北海道の在京出先機関を紹介します。

北海道東京事務所とは

 国内の各都道府県は「東京事務所」という出先機関を東京都においています。北海道も例外ではなく、1948年2月以来、千代田区永田町に事務所(地上4階地下2階)を構えています。わかりやすくいえば各国の大使館や領事館のようなもの(もちろん異なる点はありますが)。

 何をする機関かというと、政府省庁からの情報を入手、また、陳情を行う、地元の情報収集や発信などを行っています。こうした東京事務所が入居するビルを「都道府県会館」といいますが、すべての都道府県が入居しているわけではありません。ほとんどの都道府県の東京事務所がここにありますが、北海道の東京事務所本拠地はここではなく、ここには「東京事務所分室」がおかれています。

 東京事務所には実は支所もあります。大阪府大阪市北区梅田には「北海道東京事務所大阪支所」が開設されています。また、愛知県名古屋市中区栄には「北海道東京事務所名古屋支所」が開設されています。

 ちなみに、東京事務所のほかには、「北海道IJU(移住)情報センター」が千代田区平河町に、「北海道東京ビジネス支援センター」が千代田区丸の内に設置されていて、北海道移住のサポートや就業支援をしています。

市町村の東京事務所

 東京に事務所を構えているのは都道府県レベルだけではありません。市町でも事務所を開設しているところがあります。道内では、1970年代から1980年代に相次いで設置され、2009年現在、札幌市、釧路市、帯広市、苫小牧市、小樽市、室蘭市、岩見沢市、根室市、池田町、白老町(2009/4-)が開設しています。小樽市、室蘭市、釧路市、岩見沢市、苫小牧市は隣り合うビル内に事務所を置いています。

 過去最大15自治体が東京事務所を設置していましたが、旭川市、函館市、美唄市、紋別市、石狩市、三笠市、千歳市が廃止しています。そんな中、2009年、10年ぶりに白老町が東京事務所を開設しています。

 ほとんど市ですが、町では、ワインブランドを売り出している池田町、そして現在は市ですが開設当時は町だった石狩市、そして2009年の白老町、合計2町が東京事務所を設置しています。

道内市町の東京事務所

札幌市 1955/6-現在 東京都千代田区有楽町
小樽市 1959/9-現在 東京都千代田区平河町
苫小牧市 1967/10-現在 東京都千代田区平河町
室蘭市 1972/10-現在 東京都千代田区平河町
池田町 1975/9-現在 東京都中央区日本橋小網町
釧路市 1978/5-現在 東京都千代田区平河町
旭川市 1978/10-2006/3 東京都千代田区平河町
美唄市 1983/10-2003/3 
函館市 1985/4-2008/3 東京都千代田区紀尾井町
紋別市 1986/4-1998/9 
帯広市 1987/5-現在 東京都港区西新橋
石狩市 1988/8-2000/3 
根室市 1990/4-現在 神奈川県川崎市中原区木月
三笠市 1991/12-1998/3 東京都台東区元浅草
千歳市 1995/9-2005/3 東京都千代田区平河町
岩見沢市 1999/3-現在 東京都千代田区平河町
白老町 2009/4-現在 東京都港区

アンテナショップ「どさんこプラザ」とは

 「どさんこプラザ」という名前は聞いたことがあるでしょう。北海道が1999年以来東京におくアンテナショップです。都道府県など自治体が東京に設置するアンテナショップというのは、地元特産品を販売していることがほとんどです。全国ほとんどの都道府県がこうしたショップを開いています。

 北海道が開設(実際の運営委託は別の団体)している「北海道どさんこプラザ」は千代田区有楽町有楽町駅前にあります(札幌市にもう一店舗あるため「どさんこプラザ(有楽町)」として区別します)。年間九十万人近く来店していることからわかるように、北海道産のものは、首都圏の人たちにとっても人気の品。東京における「リトル北海道」。

 どんなものを販売しているかというと、道産品のロイズなどのスイーツ、ジンギスカンなどの肉製品、カマンベールチーズなどの乳製品、サンマなどの海産物、野菜などの農産品など、北海道らしい産物を扱っています。北海道が開設しているから本物の北海道産で安心です。

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