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北海道だって海水浴場はある!

北海道だって海水浴場はある!

 日本中何処でも、お盆がひとつの切れ目となることが多いです。海水浴に関してもくらげにさされるからお盆を過ぎたら泳いだらダメ……などの認識がなされています。北海道でも、お盆を過ぎた頃からは入らないようにということは皆が知っています。「足を引っ張られるから……お盆を過ぎたら入ったらダメ」とは道民であれば親から一度は注意されたことがあるものです。海の水が冷たくなりはじめるのもこのころです。

北海道の海水浴場

 さて、北海道は3つの海に囲まれています。南の渡島、胆振、日高、十勝、根釧は太平洋に面し、網走などはオホーツク海に、そして留萌や石狩、後志、檜山は日本海にそれぞれ面しています。海水浴場がたくさんあるのは日本海側。特に札幌近郊の石狩市、小樽市、厚田村といった海に面する街に人々が集まります。 有名なのは「小樽ドリームビーチ」、「石狩浜海水浴場」。惜しいところで海に面していない札幌市の市民が、短い海水浴シーズンを楽しむためにどっと押し寄せます。石狩地区の人にとって「海行った?」といえば石狩湾の海水浴場のことです。

 海水浴シーズンでは、札幌~小樽・余市間の国道5号線がどうしても混雑してしまいがちです。抜け道は大変遠回りになり、この国道が唯一といっていいほどの幹線道路だからです。海水浴場のほうも、石狩市や小樽市は混雑しますが、蘭島や余市・積丹方面、厚田村・浜益村方面になるとすいてきます。

 十勝などの道東、宗谷地方の道北エリアには海水浴場はひとにぎりしかありません。海水浴ができないに等しい状況です。道南に多く、札幌から離れた場所で言えば室蘭のイタンキ浜(鳴り砂で有名なところ)は波がとても高くサーフィンスポットとしてにぎわっています。

北海道には海水浴場発祥の地があった!

 そんなものあるの?どうでもいいと思うかもしれませんが、意外と札幌から近い蘭島。現在の小樽市蘭島海水浴場にその記念碑はありました。正式には「北海道海水浴場開設発祥之地」。もとはといえばニシンの漁村だったのですが、水産加工業の丸山さんの働きかけによって、1903年に「風光明美な保養地・海水浴場」と宣伝したのが始まりでした。

 海水浴場の立地もよく、砂浜や波も良好で、鉄道が全線開通したこともあって、その後旅館や別荘といった施設が立ち並ぶようになっていきました。ちょうどニシン漁が下火になってきた頃だったので漁師たちもそれに便乗し、海の家の経営などに励むようになって、北海道海水浴場の発祥の地として知られるようになりました。

 先ほど書いたような北海道を代表する海水浴場の数々も、蘭島をはじめ石狩湾にたくさん存在しています。
動画:小樽市おたるドリームビーチ

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編集部

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