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目指すは十勝産小麦100%の十勝パンブランド。地元パン職人たちの熱き思い

北海道は言わずと知れた食材の宝庫ですが、中でも十勝地方の食料自給率は、なんと1100パーセント。まさに日本最大級の食料基地と言って過言ではないでしょう。

そんな十勝で、特に十勝産小麦の価値を広く世に啓蒙しようと活動している人たちがいます。その名も「十勝パンを創る会」。一体どんな会なのか、ちょうどイベントが行われるということで、お邪魔してみました。

十勝産小麦100パーセントでつくるパン

▼同じ志を持つ地元のパン職人たち
目指すは十勝産小麦100%の十勝パンブランド。地元パン職人たちの熱き思い

ことの発端は2012年。十勝産小麦の価値を最大限に高めたオリジナルの「十勝パン」を完成させたいという、同じ志を持つ地元パン職人たちが集まって「十勝パンを創る会」(以下創る会)を設立しました。十勝産小麦でつくるパンはもちもちしているのが特徴で、おにぎりパンなどと称されるほど。

▼一度食べたらやみつきに
目指すは十勝産小麦100%の十勝パンブランド。地元パン職人たちの熱き思い

そこで創る会では、十勝産小麦を100パーセント使うことを条件として「十勝パン」ブランドの完成に尽力してきました。勉強会を開いたり、東京から講師を招いて技術講習会を開催したり。中でも東京の有名店「シニフィアン・シニフィエ」のシェフ志賀勝栄氏は、創る会設立当初から協力してくれています。

▼志賀シェフ(左)と創る会の中島将好会長
目指すは十勝産小麦100%の十勝パンブランド。地元パン職人たちの熱き思い

年間2商品を目標に、これまで8商品が世に出されてきました。ひとつの商品が生まれるまでには、それぞれの職人によるさまざまな試行錯誤があります。こうした努力を支えているのが、十勝産小麦の付加価値を向上させたいという思い、そして十勝産小麦の持続的生産の支援になればという思いなのです。

十勝パンの魅力を広く伝えるために

さて、創る会に合わせて、2017年11月には「十勝パンを食べる会」(以下食べる会)も発足しました。「十勝パン」ブランドを完成させるため、また消費者ら食べる側の立場から考えてもらうため、定期的に試食会などを開催しています。2018年2月10日に「第2回十勝パンを食べる会」が帯広市内のホテルヌプカで開かれたので、北海道ファンマガジンも参加してきました。

▼パン好きにはたまらないイベント!
目指すは十勝産小麦100%の十勝パンブランド。地元パン職人たちの熱き思い

食べる会は、事前に申し込んで会費を払えば、誰でも参加することが可能です。ただし先着順で定員になり次第締め切られるので、注意してください。

この日、会場には志賀シェフの姿もあり、興味深い講話も伺うことができました。会場に用意された「十勝パン」ブランド候補は、小麦の旨みを存分に感じることのできるチャバタ。今回は加水115パーセントという高さで試作し、時間が経ってももちもちした食感を目指しました。ちなみに加水100パーセント以上でチャバタをつくっているパン屋さんはまずないということです。

このチャバタに、さまざまな食材を合わせて試食します。

▼十勝産のソーセージやチーズなども
目指すは十勝産小麦100%の十勝パンブランド。地元パン職人たちの熱き思い

ベーコン、ソーセージ、チーズなどがチャバタと相性がいいのは予想できますが、中には納豆や長芋といった変わり種の食材もあり、これが意外と合うということで会場では驚きの声が上がっていました。

創る会のひとつの目標として、東京オリンピックがあります。世界中から訪れるお客さんに食べてもらいたいという熱い思いが、活動の大いなる原動力となっています。「十勝パン」ブランドを世界に向けて発信する夢は、そう遠くない未来に実現するかもしれません。

十勝パンを創る会
所在地:北海道帯広市西11条南41-3-5
電話:0155-48-6000(事務局)
Facebookページ
十勝パンを食べる会
Facebookページ

筆者について

石簾マサ

石簾マサ

すべてのしがらみを捨て札幌で永住するぞ……と移住してきた50代のおっさんライター。札幌楽し~い。移住者が見た札幌の楽しさ・良さを伝えていければ……と思っております。【編集部専属ライター】