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みんな違ってみんないい!稚内のソウルフード「チャーメン」

北海道在住の漫画家・田島ハルさんによる連載コラム「うましか道~うまいしかない北海道~」。第2回目の今回は、「稚内のソウルフード・チャーメン」です。

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みんな違ってみんないい!稚内のソウルフード「チャーメン」

トップイラスト
チャーメンコレクション。ラーメン広宣、食堂よしおか、あいざわ食料百貨店

稚内のソウルフード・チャーメン

日本最北のまち稚内、である。今まで何かとご縁があり一年に一度は訪れるのだが、道内旅行であっても、ちょっと足を伸ばすには訳が違う。

まず、札幌からJRで片道約5時間半の移動。線路に鹿が入り込む度にJRは止まる。ホテルの前に鹿コロニーが出来ているため呆然と立ち尽くしていると、強風に押されて自然とムーンウォークができてしまう。
『遠くまで来たんだなあ…。』と、しみじみ旅情にひたる土地だ。

座りっぱなしで平たくなった臀部を擦りつつ、稚内に来て必ず足を運ぶのは『チャーメン』の店である。

この『チャーメン』は、野菜や海産物をふんだんに使った“あん”の、あんかけ焼きそばである。中華麺は茹でた後に、炒めたり焼いたり揚げたりと、バリエーションは店によって様々。味は塩や醤油が選べ、ボリューム満点。

チャーメンをメニューとして出しているのは、中華料理店や食堂やラーメン店で、お酒を飲んだ後の〆はラーメンよりもチャーメン!と言うように、地元っこには非常に馴染み深いものである。

味噌チャーメンがある『味の大王』、あんかけの出汁が濃ゆい『食堂よしおか』、麺がぶりんぶりんの『ラーメン広宣』、スーパーマーケット『あいざわ食料百貨店』のお惣菜コーナーで買えるチャーメン…。嗚呼、みんなちがってみんないい。

例え鹿に行く手を阻まれたとしても、ゴールにチャーメンが待っていると思えば、ぐっと我慢できるのだ。

この連載は、北海道ファンマガジンのフリーペーパー「別冊 北海道ファンマガジン」でもご覧いただけます。

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