学ぶ

カーリングのメッカは常呂町

編集部
Written by 編集部

 道東・オホーツク海に面する町のひとつが常呂町(ところちょう)です(※2006年3月からは市町村合併により北見市)。発祥の地はスコットランドで、歴史もまぁまぁ古いのですが、日本における歴史はまだまだ新しいそんなスポーツ、「カーリング」が盛んです。いや、盛んすぎるといってもいい様子です。今回は「氷上のチェス」とも呼ばれるカーリングと常呂町について。

カーリングのメッカは常呂町

動画(ムービー)


カーリングの町!

 とにかく最近は、常呂町=ホタテ、というのもありますが、常呂町=カーリング という構図も登場するようになってきています。町をあげてカーリングを推進していて、日本一カーリングが盛んとされています。

 人口が約5000人。その6~7割とか、5人に1人もの町民がカーリング経験者という驚異的数字もあります。しかもこの町には、1988年建設のアジア初・国内初の屋内カーリング場「常呂町カーリングホール」がありますし、小学校や中学校の体育の授業の中でもカーリングをやっている(国内唯一)とか。町内リーグがあるのもすごい。

※2006年、当サイトではこの件に関してオリジナルのアンケート調査いたしました。詳しくはアンケート第8弾カーリング経験アンケート結果をご覧ください。

カーリングが広まった原点は北海道!

 発祥の地、というか日本にはじめて持ち込まれたのが長野県とされています。北海道では1950年代に苫小牧市のウトナイ湖のホテルで見つかったストーンが最も古いものだそうです。

 しかし、本格的にカーリングが普及する発端となったのは北海道庁の働きかけのおかげとでもいえるでしょうか。1980年に道庁がカナダ(アルバータ州と北海道は姉妹提携)から講師を招いて、道内21市町村で広めたのがはじめ。常呂町のほか、士別市や占冠村(しむかっぷむら)なども古い歴史を誇っています。当時はビア樽(ストーン代替品)からはじまりました。

 そして北海道カーリング協会設立、続いて全国に広まり、1984年には、日本カーリング協会が設立されたり、全日本選手権大会も開催されるようになっていったようです。その全日本選手権大会第1回は、札幌市真駒内屋内競技場。全道大会など大きな大会は、常呂町・名寄市(2005年完成)などで開催されています。

 現在道内には北見市・稚内市・南富良野町・妹背牛町・常呂町と、全国で最多の5箇所もの屋内カーリング用施設があります。帯広市に2007年度、新たに一つの通年型屋内カーリング施設が完成します。

冬季オリンピックは常呂町出身で

 そんな北海道に縁が深いカーリングですが、1998年長野冬季オリンピックの際に、日本代表も出場しました。そのときは、出場選手の半分である10人中5人が常呂町出身というすごい比率でした。

 2002年のソルトレーク冬季オリンピックには、全員常呂町出身のチーム「シムソンズ」が女子日本代表として出場。一躍有名になりましたね。その「シムソンズ」をモデルにした映画「シムソンズ」が、2006年2月公開 されました。

ちなみに……フロアカーリング発祥地は北海道!

 もうひとつ、カーリングで北海道発祥のものがあります。「フロアカーリング」で、これは十勝管内の新得町が発祥地。1993年にカーリングを基に、屋内で手軽にできるものとして改良したスポーツです。

 こちらも日本フロアカーリング協会なるものが設立されています。氷をはらなくても体育館でも手軽にできるというのがウリだそうです。

AirBookmark

筆者について

編集部

編集部

北海道ファンマガジン編集部。編集部スタッフが取材執筆した記事や、名前を出さないライターの記事、寄稿記事の掲載の際にもこのアカウントが使われます。