北海道出身の大御所演歌歌手

北島三郎

 御存じ愛称サブちゃん。作詞作曲の際は原譲二というペンネームを用いて
います。本名ではありませんが、名前の由来は、北海道出身ということで、
北の島から北島、親しみやすい三郎を名としたというエピソードがあります。

 1936年渡島管内知内町(当時は知内村)で誕生、高校時代は函館で学びま
した。NHKのど自慢函館開催の時に出場し、鐘2つで合格はしなかったものの、
司会者宮田輝氏に褒められたことから、高校を中退し東京の音楽学校に
入学し、歌手を志すことになりました。

 1962年6月に「ブンガチャ節」でメジャーデビューを果たしました。売れ
なかったようですが、セカンドシングル「なみだ船」がヒット、以後も、
「兄弟仁義」「函館の女」「与作」などがヒットしました。

 世界初のこととして、1985年8月に飛行機内で機内コンサートを開催し
たのが世界初のこと、そして、日本一のこととして、NHK紅白歌合戦出場
回数は史上最多の44回(1963年第14回~2008年第59回まで、ただし1986年
は出場取り消し)。現在資料は函館市にある北島三郎記念館に整理されています。

細川たかし

 1950年後志管内真狩村出身。結婚後、歌手になろうと単身上京して、
見事歌手デビューしました。1975年4月に「心のこり」を発売しいきなり
大ヒット。

 以後も、「北酒場」「矢切の渡し」がヒットし、2年連続レコード大賞
を受賞しました。NHK紅白歌合戦には1975年以来32回連続出場(2006年第57回
まで)しました。現在、真狩村には銅像と展示資料館があります。


 そのほか、函館市出身の大石まどか、稚内市出身の畠山みどり、厚岸町出身の
双子演歌歌手こまどり姉妹らは北海道出身です。