日本三大サーカスのキグレサーカスとは?

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2010年10月20日に発表されたキグレサーカスの営業停止(19日付)。札幌市中央区伏見を拠点に全国でサーカス公演を行ってきた人気サーカス団の一つです。キグレサーカスとは?

キグレサーカスの「キグレNewサーカス」は言わずと知れた「日本三大サーカス」の一つ。他の2つは岡山県の「木下大サーカス」、大阪府の「ポップサーカス」。

キグレサーカスは1942年に創業、1977年11月に法人化したサーカス団で、木暮という苗を借りた名称です。団員は約40人。有名とはいえ、最近では知っている人も少なくなってきたのかもしれません。

キグレサーカスは、10m以上の高さで行う空中ブランコ、鉄球の中を走るバイク曲芸、ピエロ、ジャグリング、シーソー、一本綱、アニマルショーを中心としていました。和傘を操る足芸など日本の伝統芸能をアレンジした曲芸が特色の一つになっていました。

3500人収容大型テントで開催してきました。サーカスにはこれまで有名人も参加しており、最近では2003年に日本テレビの番組でナインティナイン岡村隆史さんが参加しました。

残念ながら2010年10月、日本三大サーカスの一つが消えることになります。理由は資金繰り悪化ですが、娯楽の多様化に伴う集客減が影響していると東京商工リサーチ北海道支社が公表しています。10~12月には群馬興行の予定でしたが、チケット払い戻しを決定。最後の公演は2010年9月の岩手興行になりました。