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「トヨトミサイル」で町を元気に! 豊富町活性化のため頑張る若者たち

編集部
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「トヨトミサイル」で町を元気に! 豊富町活性化のため頑張る若者たち

稚内市の南に隣接する豊富町。豊富牛乳の名で広く知られるように酪農が盛んなほか、日本最北の温泉郷・豊富温泉も有名だ。総人口4000人強の静かで小さな町だが、その豊富町で熱き思いを持って町の活性化を試みている若者たちがいるのをご存じだろうか。

彼らの団体名は「いっぷく会」。30代の同級生が中心となって結成された同会は、2012年8月、豊富町では初となる音楽フェス「サロベツホットライブ―トヨトミサイル」を開催した。小さい町ながら、地元の人を始めファンら200人以上が集まるイベントとして成功。2013年9月に開催した第二回も盛り上がりを見せた。

豊富町への思い、そして「トヨトミサイル」開催の経緯について、代表の上坂仁哉さんに話を聞いた。

人口減で暗い豊富のイメージを変えていきたい

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上坂さんは豊富温泉のニュー温泉閣ホテル3代目。しかし、これまでずっと豊富町にいたわけではなく、高校卒業後に一度 町を出ている。2011年に故郷に戻ってきた上坂さんは、『外(町外)の世界を見てきて、豊富のイメージは暗いし、人口減少で街並みも寂れている。町を変えていきたい』と強く思ったという。「豊富中学校の同級生と集まっては、酒の席で毎回そのような話が出ていた」とも語る。

そんな中、2012年に「みんなで集まって面白いことをやろうぜ!」と、急にイベントを企画。上坂さん曰く「町として一体化させることができて盛り上げられれば何でもよかった」。とはいえ、昔から音楽が好きで、いつかロックフェスができたら……という夢があったことから、イベントは音楽フェスに決めた。さらに先輩や後輩もメンバーに加わった。

豊富から音楽を発信し、新しいイメージを作っていきたいこともあって、イベント名は豊富とミサイルを掛け合わせ「トヨトミサイル」とした。ダジャレ風であるが、「どこさ いる?」「豊富さ いる」という北海道弁のかけ言葉もメンバー間やイベント中に使われている。

「トヨトミサイル」とは?

2013年9月7日(土)14:00~20:30にかけて、第二回トヨトミサイルが豊富温泉の旧屋内ゲートボール場で開催された。実際にトヨトミサイルに行ってみると、豊富らしい音楽イベントだった。

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会場はゲートボール場なので地面は土。そこにステージを配置し、観客用にベンチ椅子とテーブル席を用意した。随所に牧草ロールを設置し酪農の町の雰囲気を取り入れている。子供たちが牧草ロールに絵を描いたり、牧草の上で遊べるように来場する子供たちにも配慮。会場入口では今年初となるフリーマーケットや、食の販売ブースも設置したほか、オリジナル缶バッヂも製作し販売した。

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ステージ上では地元のグループを始め、宗谷管内、遠くは札幌から駆け付けたグループなど11組が次々とライブを行った。中盤には「ミサイル打ち上げ」と呼ぶ景品の打ち上げサービスが行われ、会場は盛り上がりを見せた。

▼第二回トヨトミサイル前半ダイジェスト映像


こじんまりとした会場ではあるが、会場からは終始 豊富を元気にしたいという熱い思いを感じられた。その日、豊富町内で一番盛り上がった場所であったことは間違いない。

「いっぷく会」では、今後も豊富町を元気にするために活動を続けていく考えだ。「町を元気にしたいと思っている人は他にもいるがつながっていない。点と点がつながっていけばもっと大きくできそうなので、点から面へ、そして3D化させていければ」と上坂さんは話す。まだ始まったばかりであるが、こうした若者たちの取り組みが出発点となり、豊富町全体の活性化につながることを願ってやまない。

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