学ぶ

国際雪合戦のメッカは昭和新山山麓

編集部
Written by 編集部

 昭和新山国際雪合戦大会は、壮瞥町で毎年開催されています。このイベントは、1989年に第1回が開かれて以来毎年2月下旬(2005年は26~27日)に開催されています。夢はオリンピックの種目になることとか。2007年にはサントリー文化財団第二十九回「地域文化賞」を受賞。

 国際と名前が付いている通り、北米、欧州を始めなんとアフリカまで、世界各地のチームが参加しています。壮瞥町の姉妹都市、フィンランド ケミヤルヴィ市をはじめ、ノルウェー、オーストラリアでも大会が行われているというからびっくり。名称となっている「YUKIGASSEN」はいまや世界共通語です。

動画(ムービー)


なぜ壮瞥町で国際大会が?どんな大会?

国際雪合戦のメッカは昭和新山山麓  北国の代表的な遊びを国際的な大会にまでしてしまったわけで、話題となっています。北海道遺産にも選ばれています。もとはといえば、冬の地域振興・活性化のために「冬の団体競技のイベント」を、というアイデアが出され、道内各地のありきたりのイベントではなく、「身近な資源を見直す(壮瞥町)」ために「雪合戦」が選ばれました。

 壮瞥町民による町の財産であり、多くの町民がボランティアとして大会運営に携わってきました。たとえば会場設営、たとえば「雪合戦鍋(雪球をイメージした白いホッケのすり身入り鍋!)」調理などなど。

 予選リーグそして決勝トーナメントがあり、まさに国際大会です。各地に雪合戦連盟があり、それぞれの地区で大会が行われ上位チームのみが、「昭和新山国際雪合戦」に参加できます。予選リーグ参加チームはなんと190チーム。地区の予選も含めると数千チームの参加になります。

 昔なつかしの雪合戦の楽しさを現代風にアレンジしたこのイベントには、国際ルールもあって、日本雪合戦連盟発行の「日本雪合戦連盟競技規則集(販売されています)」にのっとって行われています。

そのルールとは?

 では、そのルールを少しのぞいてみましょう。1チームは監督1名とレギュラー選手7名、控え選手2名の計10名ですが、考案当時は15人設定でした。全員ヘルメットの着用が義務付けられています。

 コートの広さも決められていて40m×10m3分3セットマッチで、1セットごとに90個の雪だまを使用できます。もちろん相手チームと競い合うわけで、雪の壁をつくり、できるだけ多くの相手選手に雪だまをあて(これでアウトになり外に出なければなりません)ていきます。

 勝敗は、1.相手全員を倒したほう、または、2.相手陣営の後方にあるフラッグをとったほう、または、3.時間切れの場合残っている選手が多いほう、4.それでも引き分けの場合はPK戦ともいえる「ビクトリースロー (6m先の雪だるまに雪玉を投げて落とす対戦)」を行って勝ったほう、が勝ちとなります。

 というように簡単に説明しましたが、用は、雪合戦+ドッヂボール。。。ということになるでしょうか。そのほかにもフォワードとバックスのエリア、ライン超えアウトなど細かいルールが規定されています。

ちなみに……
 ちなみに効率よく雪だまをつくるための「雪だま製造機」なるものがありまして、たこ焼き器のようなものですが、余市町の農機具屋が開発したそうです。1装置7万円強する世紀の大発明でございます。また、マスコットもいて、名前は「ブラッキー」……だそうです。まさに、寒い冬にあたたかい、いや、熱い活気あふれる楽しいイベントですね。

 この雪合戦にならって、夏の雪合戦も道内にあります。網走管内清里町で2007年に始まった「斜里岳球合戦(たまがっせん)」。雪のない季節なので、玉はテニスボールを使用しています。雪の壁は合板板を使用。ヘルメットも着用が義務付けられます。ルールは昭和新山雪合戦のものにのっとって行われます。

筆者について

編集部

編集部

北海道ファンマガジン編集部。編集部スタッフが取材執筆した記事や、名前を出さないライターの記事、寄稿記事の掲載の際にもこのアカウントが使われます。