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フェリーアクセス

編集部
Written by 編集部

フェリーアクセス

 北海道は島なので、日本の他の地域との連絡は、鉄道、航空、船舶のみ となります。北海道と本州との連絡は青函連絡船が先駆けとなり、鉄道で は青函トンネルが完成、一方、航空機の発達により飛行機の旅客人数が増 加、今も飛行機のほうが北海道と本州との行き来に多く利用されています。 そんな中、昔のようにはいかず苦戦しているのがフェリーです。ここでは 道内発着のフェリーを特集します。

 青函連絡船の流れをくむ青函航路(青森~函館間)は、距離が短く、利用 者も運航本数も多い航路となります。函館のほかにも、小樽、苫小牧、 苫小牧東といった旅客フェリーターミナルがあります。

道内関係のフェリーマップ
2008年11月廃止航路(青森~室蘭間)を除いています。また、大間~函館間は2009年まで1年間運航延長されましたが、その後の行方は不明であり、反映されておりません。
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道内発着のフェリー(近距離)

函館フェリーターミナル
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近距離フェリー
・青森~函館間(113km、3時間50分)
  東日本フェリー(2008撤退予定)
   (高速フェリー撤退、在来2隻は道南自動車フェリーへ引き継ぎ)
   1日9往復(ナッチャンRera、ナッチャンWorld、ばにあ、びるご)
  青函フェリー
   1日8往復(あさかぜ5号、あさかぜ21号、はやぶさ3号、はやぶさ)
   (あさかぜ21号はあさかぜの代替として2009年4月就航)
  道南自動車フェリー
   1日4往復(えさん、えさん2000)
・大間~函館間(40km、1時間40分)
  東日本フェリー(2008道南自動車フェリーに移管・青森県と大間町が支援)
   1日2~4往復(ばあゆ)

道内発着のフェリー(中距離)

八戸フェリーターミナルとシルバーフェリー
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中距離フェリー
・八戸~苫小牧間(242km、7~9時間)
  川崎近海汽船(愛称:シルバーフェリー)
   1日4往復(シルバークイーン、フェリーはちのへ、べが、べにりあ)

道内発着のフェリー(長距離~日本海側)

小樽フェリーターミナル
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長距離フェリー(日本海側)
・敦賀~新潟~秋田~苫小牧東間
  新日本海フェリー(直行便)(19時間、21時間)
   1日1往復(すずらん、すいせん)
  新日本海フェリー(寄港便)(1日+7時間20分、1日+10時間)
   週5往復(フェリーしらかば、フェリーあざれあ) 一部は新潟どまり
・舞鶴~敦賀~新潟~小樽
  新日本海フェリー(新潟~小樽)(18時間)
   週6往復(らいらっく、ゆうかり)
  新日本海フェリー(舞鶴~小樽)(20~22時間)
   1日1往復(はまなす、あかしあ)

道内発着のフェリー(長距離~太平洋側)

苫小牧フェリーターミナル
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長距離フェリー(太平洋側)
・大洗~苫小牧(18時間)
  商船三井フェリー(愛称:さんふらわあ)
   1日2往復(さんふらわあ[さっぽろ、ふらの、しれとこ、だいせつ])
・名古屋~仙台~苫小牧(1330km(仙台まで560km)、40時間)
  太平洋フェリー
   1日1往復(きそ、いしかり、きたかみ) 一部は仙台どまり

 かつて、他にもいくつかの航路がありましたが、撤退していきました。 たとえば、東京~(十勝)~釧路間には近海郵船が1972年~1999年に就航し ていました。また、休航・廃止航路として、博多~直江津~室蘭間、青森~室蘭間、八戸 ~室蘭間、大間~室蘭間、函館~野辺地間、大洗~室蘭間、大畑~室蘭間、 三厩~福島間、佐井~函館間、大間~戸井間、直江津~岩内間があり、そ のほとんどが、青函連絡船を継承した東日本フェリーや関連会社の運航で した。

本州から北海道へフェリーで来道

函館フェリーターミナルの「ようこそ北海道へ」の看板
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 時間はあるけど安く行きたいなら、またはマイカーを持ち込みたいなら フェリーがお勧めです。東北地方では5つの選択肢があります。秋田県な ど日本海側なら秋田、岩手県など太平洋側なら八戸、青森県は青森、青森 県むつ地方なら大間、宮城県なら仙台です。

 関東地方では大洗がメジャーです。第二の選択肢は仙台まで自走し仙台 から乗船という手もあります。中部地方は名古屋。関西地方なら日本海側 のフェリーが普通です。敦賀か舞鶴ということになるでしょう。新潟地方 は新潟が最寄りになります。博多発着がない今、九州地方の方は舞鶴か敦 賀まで行く必要があります。

青函航路のフェリーの2等雑魚寝
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車両搬入口シルバーフェリーの例
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 目的地との兼ね合いも検討材料。札幌周辺の観光なら、小樽、次点で苫 小牧ということになり、道南なら青函航路。登別、洞爺あたりの観光なら 室蘭です。道東と道北には本州とを結ぶ航路がないので、小樽・苫小牧の いずれかを利用します。

 青函航路は頻繁に運航されていますが、そのほかは1日1往復あるかない かから、1日4往復までと、出航時間・到着時間にしばられるのが現状です。 運航ダイヤ、自走距離などを考慮して検討する必要があります。

離島へのフェリー

 道内の離島(利尻島、礼文島、奥尻島、焼尻島、天売島)へのフェリーも あります。経営が苦しい中、道内で唯一、羽幌沿海フェリーのみ、国や道 などから補助航路指定を受けて補助金を受けています。

稚内フェリーターミナル
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稚内フェリーターミナル利尻鷲泊行待機場
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・利礼航路(稚内~利尻[鷲泊・沓形]・礼文[香深]間)
  ハートランドフェリー
  (フィルイーズ宗谷、プリンス宗谷、ボレアース宗谷、サイプリア宗谷)

せたなフェリーターミナル
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・奥尻航路(江差・せたな~奥尻間)
  ハートランドフェリー
  (ニューひやま、アヴローラおくしり)

羽幌フェリーターミナル
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・焼尻天売航路(羽幌~焼尻~天売間)
  羽幌沿海フェリー
  (おろろん2、さんらいなあ)

 その他、「厚岸フェリー」が厚岸丸を用いて、厚岸湖入口を横切る形で 本町~真竜間を運航していましたが、厚岸大橋完成の1972年にその役目を 終えています。「石狩カーフェリー」は石狩川河口を結んだフェリーで、 1972年に石狩河口橋完成に伴い終航しました。

国際航路

 稚内とサハリン・コルサコフ(旧大泊)を結ぶ稚泊航路。ハートランドフ ェリーが不定期運航(ほぼ週2往復)しており、アインス宗谷を就航させて います。冬期は運休です。

 小樽とサハリン間は、ロシアのサハリン船舶会社が小樽~ホルムスク~ ワニノ間を月1往復、サハリン7が就航していますが、定員数が極端に少な く、ロシアの会社であるため、日本人の乗船は困難なフェリーです。

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