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生キャラメル、限定キャラメル王国

 実は北海道にはキャラメルが多い……。道内の土産店では必ずあると いっていいほど人気の土産商品の一つで、種類も豊富で選ぶのも苦労する 充実振りです。今回は北海道限定キャラメル。

生キャラメル、限定キャラメル王国

北海道限定キャラメルの特徴

 道内のコンビニでも土産店でもあるというキャラメル。ずらりと勢ぞろ いしていたり、北海道限定キャラメルコーナーが設置してあったり、その 豊富さには驚かされます。

 その箱はすべてサイズがほぼ一緒。サイズは、長さ約12cm×幅4.5cm×奥 行き2cmの細長い引き出し式の箱であり(ときにこの規格外のものもあり)、 中には18粒入っているのが普通です。値段は1個100円~150円ほどで買える という手ごろさ。

生キャラメル、限定キャラメル王国  北海道のキャラメルといえば、定番は夕張メロンキャラメル。夕張市農 協の夕張メロンの本物の果汁を使用したちょっと高級志向のキャラメルで す。1922年創業の池田製菓が製造しています。1952年にはウォールト・ディズニー社から「バンビ」商標権獲得、「バンビキャラメル」を発売しました。

 オグラのバター、ミルクのキャラメルと いった老舗キャラメルもロングセラー商品です。健康嗜好のものとしては、昆布のキャラメルも登場しました。

 このように、北海道内に本社を置く会社が主に製造しているのも特徴の 一つです。この記事の下には、北海道のキャラメルリストがありますが、 これら限定キャラメルはほぼすべてが札幌市、小樽市、函館市などにある 道内企業であることがわかります。森永でもグリコでもないわけです。

生キャラメルが大人気

生キャラメル、限定キャラメル王国
生キャラメル、限定キャラメル王国

 タレントの田中義剛が運営する花畑牧場の生キャラメルが2008年ごろに全国的に大ヒットしました。花畑牧場が2007年4月に発売開始した、看板商品です。

 十勝産の牛乳や生クリームを使っていて、口の中に入れると解ける食感が魅力です。完全手作りで生産量が少なく、当初は1人5個まで(のちに1人15個まで)という限定商品だけに、恐喝事件も発生しました。

まずいことで有名?ジンギスカンキャラメル

 話題が道外にまで飛び火している人気のキャラメルといえば「ジンギス カンキャラメル」です。観光客の口コミをはじめ、芸能人やマスコミから も広まり、その話題性はいまや全国規模。「噂のジンギスカンキャラメル」 「史上最強のジンギスカンキャラメル」などと評されます。

生キャラメル、限定キャラメル王国

 なにが話題かというと、そのありえない不味さにあります。ジンギスカ ンの味を再現していて、ラム肉やにんにくなどが混ざった、もしくは、ジ ンギスカンの脂が浮いている状態のタレともいえる、まさにジンギスカン の風味があるのですが、それに甘さがプラスされているため、ちょっと不 思議な味が口いっぱいに広がる、そして後味もあまり気持ちの良いもので はない、そんなキャラメルです。しかし、まぁ嫌いじゃないという人もお り、好き嫌いは分かれるようです。

生キャラメル、限定キャラメル王国  ある店では「まずい(本当)」と書いたPOPを掲げたり(新聞に掲載された 写真より)、店員もおすすめできませんといったり。それが逆に購買意欲を そそっているようです。いまや、北海道らしい土産の代表として、また不 味いキャラメル代表選手として、今日も店頭に並んでいます。

 製造しているのは札幌市の札幌グルメフーズ。おいしいものとして作っ たのではなく、遊び心で作ってみたら、爆発的にヒットしたキャラメル。 ちなみに、ミルク味を強めてより美味しく、サイズもビッグになったジン ギスカンキャラメル第2弾が発売となりましたが、不味かった時代に比べ ると売上は半減したそうです。ということで、ジンギスカンキャラメルは一度食べてみましょう。

生キャラメル、限定キャラメル王国

生キャラメル、限定キャラメル王国生キャラメル、限定キャラメル王国

 他にもいろんなキャラメルがあります。上の写真は「熊出没注意」という北海道でよくある土産マークを利用したキャラメル。右がガラナ、左が焼きとうきび。このようにバラエティに富む数 のキャラメルがあきれるほど多いのは、観光用土産としての需要が大きい からです。そのためどんどんどんどん新たなご当地キャラメルが誕生して きたわけです。

 北海道限定キャラメルを一つ一つ食べ比べてみましょう。なんなら全種 類制覇してみましょう。こんなのもキャラメルにしちゃったのかい?と驚 くこと間違いなし。チャレンジ精神が大事ですよ。味を言葉で表現するの は難しいので、とりあえず食べてみてください。

北海道のキャラメルたちの一部

北海道限定キャラメルはここにていっぱい紹介されています。

●果物野菜キャラメル
・夕張メロンキャラメル(夕張農協果汁入り)(池田製菓)
・ハスカップキャラメル(苫小牧農協果実入り)(池田製菓)
・男爵いもバターキャラメル(池田製菓)
・男爵キャラメル(道南食品)
・とうきびバターキャラメル(池田製菓)
・熊出没注意シリーズ・焼きトウキビキャラメル(道南食品)
・コーンキャラメル(道南食品)
・かぼちゃキャラメル(オグラ)
・十勝あずきキャラメル(十勝産小豆入り)(道南食品)
・十勝きなこキャラメル(道南食品)
・貴腐葡萄キャラメル(サンエス)
・余市りんごキャラメル(余市町産りんご果汁入り)(サンエス)
●乳製品・菓子キャラメル
・フルヤミルクキャラメル(大正時代北海道で販売されたなつかしの味)
・復刻版バンビミルクキャラメル(北海道産練乳入り)(池田製菓)
・十勝牛乳キャラメル(札幌グルメフーズ)
・チーズキャラメル(オグラ)
・酪農牧場ヨーグルトキャラメル(サンエス)
・酪農牧場バターキャラメル(サンエス)
・ミルクキャラメル(生クリーム入り)(オグラ)
・バターキャラメル(生クリーム入り)(オグラ)
・テレビ父さんのバターキャラメル(札幌テレビ塔)
・オホーツク塩バターキャラメル(オホーツクの自然塩入り)(北海道観光物産興社)
・ごまあざらしの玉子ミルクキャラメル(白樺樹液入り)(ほくみん)
・流氷の天使クリオネクリームキャラメル(水野商店)
・練乳キャラメル(道南食品)
・みるくいちごキャラメル(北海道産いちご果汁入り)
・熊出没注意シリーズ・イチゴミルクキャラメル(道南食品)
・ソフトクリームキャラメル(北海道産牛乳入り)(オグラ)
・白樺の雫ミルクキャラメル(白樺の樹液入り)(道南食品)
・生チョコレートキャラメル(生クリーム入り)(池田製菓)
・復刻版バンビチョコレートキャラメル(北海道産練乳入り)(池田製菓)
●海産物キャラメル
・函館いかすみキャラメル(イカ墨入り)(不二屋本店)
・こんぶキャラメル(利尻産昆布入り)(サンエス)
・がごめ昆布キャラメル(道南産がごめ昆布エキス入り)(道南食品)
●その他作物キャラメル
・富良野ラベンダーキャラメル(札幌グルメフーズ)
・ラベンダーミルクキャラメル(池田製菓)
・ハッカキャラメル(北見産ハッカ入り)(池田製菓)
・熊ざさキャラメル(北海道産くまい笹使用)(HPI)
・知床しそキャラメル(斜里町産紫蘇入り)(北海道観光物産興社)
●飲料キャラメル
・白樺の雫ココアキャラメル(白樺の樹液入り)(道南食品)
・熊出没注意シリーズ・ガラナキャラメル(道南食品)
●お酒キャラメル
・サッポロビールキャラメル(サッポロ生ビール黒ラベル入り)(メルシー)
・生粋 北の誉キャラメル(銘酒「北の誉」酒粕入り)(池田製菓)
・十勝赤ワインキャラメル(十勝赤ワイン入り)(池田製菓)
・おたるワインキャラメル(ナイヤガラ北海道産葡萄入り)(サンエス)
●料理キャラメル
・ジンギスカンキャラメル(札幌グルメフーズ)
・マジックスパイススープカレーキャラメル(アンヌプリ)
・函館塩ラーメンキャラメル(不二屋本店)
・函館醤油ラーメンキャラメル(不二屋本店)
●名所キャラメル
・網走監獄から帰りましたミルクキャラメル(水野商店)
・脱獄!網走監獄キャラメル(コーヒーブレンド)(水野商店)
●その他キャラメル
・北海道艶肌キャラメル(マリンコラーゲン使用)(丸三産業)

※池田製菓は小樽市(2006年12月1日までに廃業)、メルシーは岩見沢市、ほくみんは旭川市、 水野商店は網走市、道南食品、不二屋本店は函館市、札幌グルメフーズ、 北海道観光物産興社、サンエス、オグラ、アンヌプリ、HPIは札幌市。 他にもあるかもしれませんし、今後新たに登場してくるかもしれません。

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編集部

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北海道ファンマガジン編集部。編集部スタッフが取材執筆した記事や、名前を出さないライターの記事、寄稿記事の掲載の際にもこのアカウントが使われます。