味わう

小清水町民が愛するソウルフード「でんぷんだんご」って何?

北海道道東にある、オホーツク海に面した町・小清水町。その小清水町に伝統食として伝わり、今や町民のソウルフードとして愛されているでんぷんだんごなる食べ物があるといいます。でんぷんだんごとは、その名の通り、じゃがいも由来のでんぷんを主材料にしたものなのだとか。気になるその味を取材してみました。

素朴な味わいに思わずほっこり

でんぷんだんごが生まれたのは1940年頃。じゃがいもの貯蔵期間を長くするために加工されたでんぷんのうち、余ったものを利用して作られたのがはじまりです。今なお農家の方々を中心に調理法が受け継がれ、郷土食として根づいています。

そんなでんぷんだんご、食べられるところは小清水町内で何カ所かあります。中でも今回は「ラーメンきっさ えきばしゃ」さんへお邪魔しました。

▼なんと止別駅の駅舎が店舗に
小清水町民が愛するソウルフード「でんぷんだんご」って何?

JR止別(やむべつ)駅の駅舎を改装したという店舗は、なんとも味わい深い佇まい。さっそく300円のでんぷんだんごを注文してみました。

▼でんぷんだんごの断面はこんな感じ
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お皿に載って出てきたでんぷんだんごは、丸く平べったい形をしています。醤油ダレや餡やきなこがまぶされているわけでもなく、見た目は実にシンプル。食べてみると、中に入った煮豆の自然な甘さ、そしてでんぷんならではのもちもち感が、なんとも優しい味わいです。

▼えきばしゃ店内ででんぷんだんごを食べてほっこり
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強烈なインパクトや個性があるわけではないけれど、この素朴さはでんぷんだんごならではのもの。妙に後を引くおいしさに満足しながら、小清水町を後にしました。

でんぷんだんごを作ってみよう!

さて、帰宅してから数日を経ても、不思議とあの味が忘れられない筆者。実は自分でも作ってみたいと、あらかじめ調理法を伺い、材料を小清水町で調達していたのでした。用意するのは、小清水町産のでんぷんと、小清水町産の金時豆です。材料も、なんてシンプル!

▼金時豆の煮豆、これだけでおいしそう
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まずはでんぷんだんごの中に練り込む金時豆の煮豆から作ります。金時豆を水に漬けてひと晩置き、約50分間、アクを取りながら弱火でコトコト。煮汁を取り分けたら、煮豆にグラニュー糖と塩を加え、今度は10分間、弱火でコトコト。火を止めたらさらにひと晩寝かせます。

▼でんぷん、金時煮豆、煮汁、塩
小清水町民が愛するソウルフード「でんぷんだんご」って何?

さて、いよいよでんぷんだんご作りスタートです。でんぷん、金時煮豆、煮汁、塩をボールに入れて混ぜ、熱湯を加えながら練っていきます。

▼ひたすら、混ぜ混ぜ、練り練り
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練り上がったら、フライパンに油を引いて焼いていきます。

▼おいしく焼き上がれ~!
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焼く際に、目玉焼きなどを焼くための型を利用すれば、きれいな円形に仕上がります。残念ながら筆者は手持ちがなかったため、ちょっといびつな出来上がりになりました。

▼ちょっといびつな形ながら完成
小清水町民が愛するソウルフード「でんぷんだんご」って何?

両面を焼いたら、完成です。食べてみると、小清水町で食べたあの優しい味わいがしっかり再現できていて、感激しました。

でんぷんだんごの味が気になった人は、ぜひ下記の小清水町公式サイトで詳しい作り方をチェックしてみてください。簡単に作ることができて、安心安全、もちろん言うまでもなくおいしいので、お子さまのおやつにもピッタリですよ。

小清水町民が愛するソウルフード「でんぷんだんご」って何?

ラーメンきっさ えきばしゃ
所在地:北海道斜里郡小清水町止別1 JR止別駅舎内
電話:0152-67-2152
取材協力
これぞ小清水!! 実行委員会
公式サイト

筆者について

石簾マサ

石簾マサ

すべてのしがらみを捨て札幌で永住するぞ……と移住してきた50代のおっさんライター。札幌楽し~い。移住者が見た札幌の楽しさ・良さを伝えていければ……と思っております。【編集部専属ライター】