味わう

豚肉王国、焼肉王国!

北海道は羊だけじゃない、豚も!

 北海道の肉料理といえばまっさきに「ジンギスカン」など羊肉料理を思い浮かべる 傾向が強い北海道ではありますが、実は羊肉需要が多いだけでなく、豚肉消費も 多いって知ってました?
※補足:ジンギスカン王国北海道を語る!&食べたい!へ

 総務省の家計調査によると、全国平均購入一家庭16kgに対し北海道は19kg。 これは2003年のデータですが、牛肉消費よりも4.6倍という結果になっています。 昔から道民は豚肉を好み続け、北海道はまさしく豚肉文化なのです。

 北海道の豚肉料理といえば、十勝管内帯広市の「豚丼」、「豚の串焼き」、 「肉じゃが」、「すき焼き」、「豚汁」に多く使われています。名物となっているものも あり、豚肉消費が多いことを示しています。

 ちなみに、今紹介した「豚汁」、これは 何と読むのが正しいですか?道民なら「ぶたじる」と読まないと気がすまないでしょう か。それとも「とんじる」?内地では後者を選ぶでしょうが、北海道でそう言っては いけません。

焼肉といえば、サガリ、塩ホルモン!

 「サガリ」ってなんですか?という声が聞こえてきそうなのでここで説明しますと、 横隔膜部分の肉です。これは北海道では通用しますが、内地では通用しないこと が多いのが事実です。内地では「ハラミ」と呼び、微妙に意味合いが異なり ますが、たいていわけずに「ハラミ」と呼んでいます。

 「サガリ」の名前の由来ですが、解体時に横隔膜がだらりと「下がる」ことから 呼ばれるようになったようで、北海道ではこのサガリが焼肉に欠かせません。 サガリはカルビやロースといった焼肉の基本の肉よりも安いものの、上質な味で 比較的脂肪分が少なく人気があります。

 牛のサガリもありますが、富良野地区では豚サガリが焼肉のメイン。上富良野町 が「豚サガリ発祥の地」と宣言しています。一頭から400~500gしかとれないものです。

 もうひとつ、北海道の焼肉の素材で欠かせないのが、「塩ホルモン」や「トントロ」。 北海道の焼肉で塩ホルモンなしの焼肉はありえないといっても過言ではないくらい です。焼肉店でも、塩ホルモンやサガリといったメニューは必須です。

 塩ホルモンといえば、さっぱりとした塩味が 肉薄のホルモンを包み込みます。そしてこういった焼肉にビールや焼酎は欠かせない 存在なのでした。

 知り合いに聞くと、内地の人は「カルビ・ロース」一番好きが多いのに対して、 道産子は「ホルモン」がそれ以上に大好きという人が多いように感じています。 統計的にどうなのかは知りませんが、ここにも北海道らしさがあるようです。

 そ~んな北海道風焼肉、一度体験してみたらどうだべ?

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編集部

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