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フルーツを食べるよりフルーツを感じる余市のジェラート店「FRUTICO」

2014年7月にオープンするや、瞬く間に大人気となった店が余市にあります。人気の理由は、フルーツそのものを味わっているような、否、フルーツを食べるよりもフルーツを感じられるような、濃厚な味わいのジェラート。店の名前は「FRUTICO」(以下フルティコ)。一体どうしてこんな味が出せるのか、その秘密に迫ってみました。

「ナイアガラ」がこんなに甘いのはなぜ?

▼リンゴが名産の余市らしい外観
フルーツを食べるよりフルーツを感じる余市のジェラート店「FRUTICO」

国道5号線沿いに建つ、真っ赤な建物。フルティコは、車で走っていてもすぐに見つけることが可能です。週末ともなれば、大勢の人がこの店を訪れ、長い行列が続くことも。多くのお客さんのお目当ては、なんといってもフルーツを使ったジェラートです。一口食べると、その濃さに誰もが驚くといいます。

▼広々とした店内は、お客さんで溢れかえることも
フルーツを食べるよりフルーツを感じる余市のジェラート店「FRUTICO」

どうしてこんなに濃厚な味わいが実現するのでしょう。その疑問は、店内のポップやポスターを見ていると、すぐに解決しました。フルティコは、農家直営店だったのです。自社農園があるからこそ、素材を贅沢に使った濃厚なジェラートが可能になるというわけです。

▼1番人気の「ナイアガラ」、もちろん砂糖不使用!
フルーツを食べるよりフルーツを感じる余市のジェラート店「FRUTICO」

たとえば、断トツの1番人気だという白ブドウ品種の「ナイアガラ」は、畑で糖度が18度になるまで収穫を待ちます。つまり、ジェラートの甘さは畑で育ち、畑で既に味が決まっているということ。

こうしてジェラートになったナイアガラは、まさに果実をギュッと絞って凍らせたような濃厚な甘さが口いっぱいに広がります。そして濃厚なのに、スッと溶けて後味は爽やか。来店する度にナイアガラばかり注文する人や、延々とおかわりする人など、たくさんのファンがいるというのも納得です。

▼店内ではナイアガラのジュースも販売中(1本税込1,500円、カップ売り1杯税込350円)
フルーツを食べるよりフルーツを感じる余市のジェラート店「FRUTICO」

そもそも、素材である果物や野菜が「おいしくなければ商品にしない」ということが大前提だというフルティコのジェラート。自社農園の他、地元の農家とも契約しており、ショーケースにはファームの名前が書かれているメニュー札もいくつか見受けられます。生産者が自信を持っていることの何よりの証拠で、そんなジェラートがおいしのはもはや必然ということなのでしょう。

▼店内奥にはイートインスペースもあり
フルーツを食べるよりフルーツを感じる余市のジェラート店「FRUTICO」

ちなみにショーケースの中にあるジェラートは常時10種類。季節によって種類は変わり、たとえば春になると「アスパラ」なんて変わり種のジェラートも登場するのだとか。季節が変わる度に、何度でも訪れたくなるはずです。

他にも人気メニューいろいろ!

フルティコの人気メニューは、他にもたくさんあります。ここでいくつか紹介していきましょう。ちなみに、写真のジェラートは「三角盛り」で、シングル380円(税込)、ダブル460円(税込)です。カップのミニや、丸く盛っていくタイプもあり、それぞれに値段が違います。

▼「ラズベリー」
フルーツを食べるよりフルーツを感じる余市のジェラート店「FRUTICO」

メニューはどれもこれも、味はもちろん、濃い色合いにも驚かされます。もちろん、すべて無着色で無香料。天然の色がこれほど濃く出ているのは、やはりたっぷりと果実を使っているからに他なりません。同業者がこの「ラズベリー」を食べた時「うちで同じものを出そうと思えば、赤字になるしかない」と唸ったほどなのだとか。

▼「ブルーベリー」
フルーツを食べるよりフルーツを感じる余市のジェラート店「FRUTICO」

「ブルーベリー」もまた鮮やかな色合いに濃厚な味わい。こちらも自社農園で採れるブルーベリーをふんだんに使った人気メニューですが、実際に使われているブルーベリーを見て驚きました。

▼ジェラートに使われているブルーベリー
フルーツを食べるよりフルーツを感じる余市のジェラート店「FRUTICO」

▼大きさを比較すると……
フルーツを食べるよりフルーツを感じる余市のジェラート店「FRUTICO」

なんと、1粒が10円玉より大きいではありませんか。こんなに大きくて立派なブルーベリーには、なかなかお目にかかることはできません。

▼クレープ「ラズベリー&ブルーベリー」(税込580円)
フルーツを食べるよりフルーツを感じる余市のジェラート店「FRUTICO」

こうした果実を直に見て味わえるのが、クレープです。クレープの1番人気は「ラズベリー&ブルーベリー」。大きな果実が惜しげもなく乗って、ベリー好きは思わずテンションが上がってしまうかも。生クリームもたっぷり入って、食べ応えも十分。道産小麦で作られた生地は、薄いのにもちもちとした食感で、最後の一口まで楽しめます。

▼どれもおいしいフルティコの魅力
フルーツを食べるよりフルーツを感じる余市のジェラート店「FRUTICO」

他にもスムージーがあったり、冬季はパンケーキがあったりと、ジェラート以外にも目移りするメニューがいろいろ。また、50円プラスするとジェラートにソースをトッピングできるなど、自分好みにカスタマイズする方法もあります。とにかく一度訪れて終わりというのはもったいない、ぜひ何度でも訪れて、その魅力にどっぷり浸ってみてください。

フルティコ
所在地:北海道余市郡余市町大川町8-31
電話:050-5570-4460
営業時間:火~金11時~18時、土日祝11時~19時
定休日:月曜日(祝日、大型連休の場合営業)

筆者について

石簾マサ

石簾マサ

すべてのしがらみを捨て札幌で永住するぞ……と移住してきた50代のおっさんライター。札幌楽し~い。移住者が見た札幌の楽しさ・良さを伝えていければ……と思っております。