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本格的なガレットを求めて―十勝「トマルカフェ鹿追 ガレット本舗」

突然ですがクイズです。そば粉を薄く丸く焼いて、肉や魚や卵などの具材を中に包み込んだり飾ったりする料理は、何というでしょう?

答えは「ガレット」。フランスはブルターニュ地方の郷土料理です。最近では、日本でも随分と知られるようになり、食べられる店も増えてきました。そして北海道にも、本格的なガレットを提供している店があります。おいしいガレットを求めて、鹿追町まで行ってきました。

目にもおいしく体も喜ぶ、本格的ガレット

▼トマルカフェ鹿追 ガレット本舗
本格的なガレットを求めて―十勝「トマルカフェ鹿追 ガレット本舗」

店の名前は「トマルカフェ鹿追 ガレット本舗」。今年2018年4月にオープンしたばかりの、カフェ兼宿泊施設です。その成り立ちも気になるところですが、まずはガレットを食べたことのない人のために、料理の全貌をお見せいたしましょう。

▼コンプレットランチセット(税込1,200円)
本格的なガレットを求めて―十勝「トマルカフェ鹿追 ガレット本舗」

まずはガレットの定番、ハムと卵とチーズが入ったガレット・コンプレットです。ランチセットはスープとサラダも付きます。ちなみにたっぷりと盛られたサラダは仕入れる野菜によって異なり、スープも日替わり。この日は濃厚なさつまいものポタージュスープでした。

▼栄養満点、食べ応えも十分
本格的なガレットを求めて―十勝「トマルカフェ鹿追 ガレット本舗」

ハムは自家製、卵は清水町産、チーズはよつ葉のものを使用するなど、素材にはこだわっています。こうして四角に包むのも、ガレットの定番の形です。ちらりと覗く卵やハムが、いかにも食欲をそそるではありませんか。

▼日替わりランチセット(税込1,200円)
本格的なガレットを求めて―十勝「トマルカフェ鹿追 ガレット本舗」

日替わりランチセットは、肉と魚のメニューから選べます。この日の魚のメニューは銀聖のスモークサーモンと白子のスモーク。コンプレット同様、スープとサラダ付きです。

▼見た目にも美しいガレット
本格的なガレットを求めて―十勝「トマルカフェ鹿追 ガレット本舗」

魚はなるべく旬のものを使うようにしているのだそう。サラダと同じく仕入れによってメニューが決まるため、日替わりランチは同じメニューが登場することはまずありません。毎日通ったとしても、飽きずに、新鮮な驚きでもって楽しむことができるのです。

▼日替わりの内容は店頭でチェック
本格的なガレットを求めて―十勝「トマルカフェ鹿追 ガレット本舗」

あえて蕎麦じゃない食べ方を提案

この素敵なガレットを作っているのが、出口さと美さん。以前はガレット中心のカフェをオープンしていたこともあるのだとか。

▼出口さと美さん
本格的なガレットを求めて―十勝「トマルカフェ鹿追 ガレット本舗」

その後、出口さんは本場フランスへガレット巡りの旅に出ます。ブルターニュ、ノルマンディ、そしてそば粉を作っているリヨンへと、旅は3ヶ月に及びました。

帰国してからは1年間ほど帯広市内のホテルのカフェで働き、満を持して、友人がオーナーを務める宿泊施設「トマルカフェ鹿追」の1階に「ガレット本舗」をオープンさせたというわけです。

▼ガレットを焼く出口さん
本格的なガレットを求めて―十勝「トマルカフェ鹿追 ガレット本舗」

ガレットにこだわるのは「せっかく店をやるのだから、何かに特化した店でありたい」という出口さんの思いから。かつて蕎麦の町だった鹿追町で、あえて蕎麦じゃない食べ方を提案するという面白さもあります。

▼ケーキセット(税込800円)
本格的なガレットを求めて―十勝「トマルカフェ鹿追 ガレット本舗」

さらに、メニューには他にこんなものも。なんとそば粉を使ったケーキです。ランチを食べた後のデザートにいかがでしょう。ケーキセットには、コーヒーもしくは紅茶が付きます。

▼ケーキ単品(税込400円)
本格的なガレットを求めて―十勝「トマルカフェ鹿追 ガレット本舗」

ケーキの内容も、その日によって異なります。ちなみにこの日は、ふわふわのシフォンケーキでした。

▼木を基調にした店内
本格的なガレットを求めて―十勝「トマルカフェ鹿追 ガレット本舗」

店内にはテーブル席の他、小上がり席もあり、小さな子ども連れでも気軽に訪れることができます。

店舗は農芸公園に隣接する場所にあり、周囲には民家なども見当たりません。それでもここを目指してやってくるお客さんがいるということは、出口さんの作るガレットが魅力的であることの何よりの証拠。ガレットを食べたことがある人もない人も、一度ここへ来て味わってみてください。きっと虜になるはずです。

トマルカフェ鹿追 ガレット本舗
所在地:北海道河東郡鹿追町柏ヶ丘2-14
電話:080-3805-6830
営業時間:11時~17時
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日休み)
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筆者について

石簾マサ

石簾マサ

すべてのしがらみを捨て札幌で永住するぞ……と移住してきた50代のおっさんライター。札幌楽し~い。移住者が見た札幌の楽しさ・良さを伝えていければ……と思っております。【編集部専属ライター】