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お坊さんが伝えた製法を守って100年!ルスツ銘菓・元祖みそまんじゅう

お坊さんが伝えた製法を守って100年!ルスツ銘菓・元祖みそまんじゅう

【留寿都村】虻田郡留寿都村(ルスツ村)は、約1,880人ほどの村民が暮らす、農業が盛んな村。札幌市へと通じる国道230号線が開通して以来、農業分野での発展が目覚ましく、また市街地から少し離れた場所には一大観光施設、ルスツリゾートがあり、年間を通して、道内外や外国からの観光客がたくさん訪れる、活気ある村でもある。

そんな留寿都村に、昔ながらの味を守り続けている銘菓あるという。それが留寿都村自慢のまんじゅう、「元祖みそまんじゅう」である。

お坊さんに製法を教わったことが始まり!

元祖みそまんじゅうを製造販売する梅屋によると、創業年数は定かではないが、明治後半に初代店主が留寿都村で大福餅のみを販売する商売をしていたところ、旅のお坊さんがお店に立ち寄り「みそまんじゅう」の製法を伝えたことからはじまる。大福餅とみそまんじゅう。これらを開拓作業に従事する農民や旅行者などに振る舞うと喜ばれる。栄養も十分。そう言い残して立ち去ったという。

当時の留寿都村は農産物の集散地として栄えており、馬車の往来も多かったことから、馬車追いたちは頻繁に先代のお店に立ち寄り、みそまんじゅうと大福餅で腹を満たしてから、再び次の村まで向かったという。

▼有限会社梅屋の店舗
お坊さんが伝えた製法を守って100年!ルスツ銘菓・元祖みそまんじゅう

今の店主で3代目だそうで、旅のお坊さんが教えてくれた初代の製法を頑なに守り、100年近くたった現在も留寿都村で元気に元祖みそまんじゅうを販売している。

ただ、みそまんじゅうの由来となった「みそ」だが、現在は材料としては使われておらず、黒糖をみその色に似せた、もちもちした皮に、オーソドックスな小豆のあんこ味のまんじゅうである。

添加物はいっさい使わない!

こちらの元祖みそまんじゅうには、添加物がいっさい使われていないので日持ちが短い。 夏期は2日以内、冬期は3日以内にお召し上がり下さいとのこと。ただ、冷蔵することにより1週間、冷凍だと1ヶ月以上は日持ちする。

日が経つにつれ表面の皮が固くなった場合は、梱包されたままの状態で蒸したり、炊飯ジャーに入れて温めるとおいしく食べられるらしい。 別な食べ方として、薄衣をつけて油で揚げてもおいしいとのことで、今度はそちらの食べ方も試してみたい。

もちもちした皮と、北海道産の小豆を使ったこし餡が特長

お坊さんが伝えた製法を守って100年!ルスツ銘菓・元祖みそまんじゅう

わたしが今回入手したのは14個入りのもの。お値段は630円。

元祖みそまんじゅうの皮はとても柔らかい。梱包を開けてみる。驚くのが黒糖を使った皮の表面がしっとりしていること、指で摘まんでみると非常にもちもちしているのがわかる。 大きさは約5センチくらいで、大人の一口サイズ。割ってみると、そこには北海道産の小豆をふんだんに使用したこし餡がぎっしりとつまっている。

お坊さんが伝えた製法を守って100年!ルスツ銘菓・元祖みそまんじゅう
お坊さんが伝えた製法を守って100年!ルスツ銘菓・元祖みそまんじゅう

さっそく食べてみると、しっとりもっちりした歯ごたえ。そしてあんこの甘さが口のなかに広がっていく。 とても食べやすく素朴なことから、昔ながらのおまんじゅうを食べているようだ。大きさも一口サイズなので、ドライブのおやつとしても最適だろう。

これは旨い。この店の前を通過するたびに、よく車が停車しているのを見かけていたのだが、その理由がわかった気がする。 リピーターは皆、この旨い元祖みそまんじゅうを求めて、近隣の町やはるばる遠方からも訪れているのだ。 ちなみに、わたしもそのひとりである。

留寿都村自慢の銘菓である元祖みそまんじゅう。皆さんにも味わっていただきたい、おすすめのまんじゅうである。

みそまんじゅう本舗 有限会社梅屋
住所:留寿都村字留寿都53-1 [地図]
電話:0136-46-3450
営業時間:8:00~18:00
定休日:無休

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筆者について

ぽっちゃり~な・森

ぽっちゃり~な・森

1976年室蘭産まれ、室蘭育ち。年間60万文字、年間3万枚の撮影をこなす、北海道をこよなく愛するどさんこトラベルフォトライター。小説家、ライトノベル作家・森下朱月としてはこれまで7冊の著書を発売、シリーズ作品を連載中(2014年7月現在)。「ぽっちゃり~な・森の胆振探検隊」では、主に室蘭市、近郊の情報をお届けします。