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なんと1本800円!究極のハスカップアイスキャンディーを食べてみた

Facebookを眺めていると、ハスカップの作付面積日本一の厚真町のなかでも、有名なハスカップマイスターのハスカップファーム山口農園園長の山口善紀さんのタイムラインに表れた「究極のハスカップアイスキャンディー」の文字、期間・数量限定でテスト販売するという告知でした。

通常1本800円で5本セット4,000円+送料と目を疑うような価格です。

1本800円のアイスキャンディーは、いったいどんな味なのでしょうか? どうして1本800円という価格になったのでしょうか? 多くの疑問を解決すべく、究極のアイスキャンディーの仕掛け人で、株式会社エスコムの代表取締役である長井伸樹さんを訪ねました。

販売価格を無視して究極のアイスキャンディーを作ることだけを考えました

なんと1本800円!究極のハスカップアイスキャンディーを食べてみた

札幌市内の長井さんのオフィスで、究極のハスカップアイスキャンディーといっしょに出迎えていただきました。

まず、1本800円という価格になったかを伺いました。

「普通は企画の最初の段階で販売価格を決めるのが常識です。しかし、今回のアイスキャンディーについては、ただ純粋に北海道の食材を使った究極のアイスキャンディーを突き詰めました。1本800円という価格は、こだわり過ぎた結果です」

さらに伺うと、究極を目指してこだわったポイントは大きく3つ、「ハスカップ」、「牛乳」、「手作り」だといいます。

日本で唯一のハスカップマイスターが育てる厚真町産のハスカップにこだわる

なんと1本800円!究極のハスカップアイスキャンディーを食べてみた
画像提供:株式会社エスコム

北海道・厚真町はハスカップの作付面積日本一を誇ります。長井さんは、厚真町のハスカップのPRに携わった経験から、肥満を防ぎ、老化を防止し、免疫力をアップするハスカップに注目していたといいます。

長井さんが、究極のハスカップアイスバーのためにハスカップの提供をお願いしたのが、山口農園の山口善紀さんです。

山口さんは日本で唯一のハスカップマイスター(財団法人日本特産農産物協会主催「地域特産物マイスター」ハスカップ認定者)で、多くの有名ホテルの総料理長などが認めるハスカップ作りの名人でもあります。2009年に新品種として登録された「ゆうしげ」や「あつまみらい」など約20種類のハスカップを栽培する厚真町を代表するハスカップ農家のひとりです。
「ゆうしげ」「あつまみらい」についてはこちらから

皮が薄く繊細で傷つきやすいハスカップは手摘みで収穫され、山口農園の栽培されるものの糖度は約13度。りんごやもも、すいかなどと同等の甘さでありながら、さわやかな酸味の際立つフルーツです。原材料としては赤肉メロンよりも高価なハスカップを、たっぷりと、普通のハスカップアイスの数倍、使っているそうです。

天塩町・宇野牧場で自由に過ごすストレスフリーな牛たちのミルクを採用

なんと1本800円!究極のハスカップアイスキャンディーを食べてみた
画像提供:株式会社エスコム

「実際に牧場まで行ったのですが、まったく臭いがしないのですよ」と長井さんは語ります。

最高のハスカップにプラスして、最高のミルクを手に入れるために原料の供給をお願いしたのが、北海道最北端・稚内市にほど近い天塩町にある宇野牧場の宇野剛司さんです。牛乳豆腐をヒントに生乳から作られるミルクの深い味わい、ほのかな甘み、なめらかな食感で一躍有名になった新しいミルクスイーツ「トロケッテ・ウーノ」の牧場でもあります。
「トロケッテ・ウーノ」についてはこちらから

ミルクの味で勝負するスイーツで有名になった宇野牧場のミルクのおいしさの秘密は、放牧酪農にあると言います。宇野牧場の牛たちは、海沿いの放牧地で1日中自由に過ごしています。驚くことに、冬の極寒期以外は牛舎に戻ることもありません。しかも、一見自然のままに見える放牧地は、牛が好んで食べる糖度やタンパク質の高いペレニアルライグラスという草を基本に、それぞれの牛たちが足りない栄養を補えるようにさまざまな草が植えてあります。

長井さんは、この宇野牧場の放牧地では牛たちが自由にフンなどをしているにも関わらず、まったく嫌な臭いがしないことに感動したそうです。実は宇野牧場の土は日本でよい土と言われるための土のなかに微生物がどれほどいるかという数値が200万と、一般的なよい土の2倍になっています。結果、フンなどは早いサイクルで分解され、嫌な臭いなどが発生しないのです。

よい土に生えるよい草に海からもたらされるミネラル、寒さに強く、暑さの弱い牛に向いた冷涼な気候、自由でストレスのない生活、天塩町・宇野牧場の牛たちのミルクがおいしくないわけがありません。究極のハスカップミルクアイスキャンディーを完成するためにふたつ目のこだわり素材がそろいました。

札幌発・全国区の手作りアイスキャンディー店アイスタッシュによる製造

厚真町・山口さんのハスカップ、天塩町・宇野さんのミルク、最高の原料を使った究極のアイスキャンディーを仕上げるのはアイスタッシュさんです。アイス好きなら長井さんが写真で持っている斜めに刺さったアイスの棒で、気付いたかもしれません。

アイスタッシュさんは、札幌市北区新琴似のスケートボードの練習場で手作りアイスキャンディーを販売していたところ、多くのスケーターから好評を得たことをきっかけに、現在では北海道から沖縄まで全国約80店舗で取り扱いのある手作りアイスキャンディーの有名店です。

アイスタッシュさんと長井さんで試作を繰り返し、砂糖を使わず、北海道産のハチミツとてん菜糖、それにヨーグルトを加え、味のバランス、色彩の美しさも考慮して完成したのが、手作りハスカップミルクヨーグルトアイスキャンディーになります。

究極のハスカップミルクヨーグルトアイスキャンディーを試食

なんと1本800円!究極のハスカップアイスキャンディーを食べてみた
画像提供:株式会社エスコム

長井さんのこだわりが詰まった究極のハスカップミルクヨーグルトアイスキャンディーを試食させていただきました。斜めに刺さったアイスの棒でアイスタッシュ製であることがわかる外観です。ハスカップの赤とミルクの白が描くマーブル模様にもこだわったという色も美しいアイスキャンディーです。

かじる部分にもよるのですが、ハスカップ部分は強いベリー系の香りと酸味、上品で濃厚なカシスを思わせる味が口いっぱいに広がります。ほぼそのままハスカップが入っているので、冷凍フルーツの食感も楽しめます。

ミルク部分は、濃厚なのにさっぱりとした後味の牛乳とヨーグルトに、道産ハチミツとてん菜糖の上品な甘みが口福を実感させてくれる味わいです。

まさに究極のハスカップミルクヨーグルトアイスキャンディーといえる高いレベルで仕上がっています。ただし、かじった瞬間に「いまのひと口で100円か?」と思ったことも書き添えておきます。

原価や販売価格にこだわらず、究極の仕上がりだけにこだわったアイスキャンディーは通信販売で入手可能です。現在はテスト販売のため、数量などは限定ですが、特別価格5本パック3,500円+送料全国一律1,000円で販売してもらえるとのことです。

お問い合わせ
株式会社エスコム
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筆者について

齋藤千歳

齋藤千歳

ぼろフォト解決シリーズ代表。北海道・千歳市を拠点にAmazon Kindleを中心に400冊以上のカメラ・写真関連の電子書籍を積極的に出版。元月刊カメラ誌編集者でライター兼フォトグラファー。撮影のために毎月数千km道内をクルマで走る生活の旁ら、北海道の地元情報を発信するお手伝いも行っています。