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名物「かじか君」って何?霧多布岬に古くから続く土産店を訪ねた

編集部
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名物「かじか君」って何?霧多布岬に古くから続く土産店を訪ねた

【浜中町】ルパン三世の舞台ともなった霧多布岬。その岬を望む「きりたっぷ展望台」には、古くから営まれている土産店が建っている。同店の名物は「かじか君」といい、店頭にも大きく看板を掲げている。あの魚のカジカなんだろうけど、いったい「かじか君」とは何なのだろうか?その疑問を解決すべく、同店の老年男性を訪ねた。

土産店「岬の家」には、とにかく珍しいものがいろいろ置いてある

かつて賑わっていたであろう「きりたっぷ展望台」には、土産物を扱う売店の建物が何棟かあったようだが、現在は海側の一棟のみ営業している。店の前に近づくと、漁師が使うガラス玉とともに、クジラのヒゲがカゴに入って売られている(大500円・小300円)。

▼クジラのヒゲ
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同店によれば、かつて霧多布は捕鯨基地の一つであり、クジラのヒゲもトラック一杯で運んでいた時代があったという。今もクジラのヒゲを販売するが、買う人はほとんどいないと嘆く。使い道は、ヒゲに絵を描いたり俳句を書いたりして壁にかけておくのだとか。店内にはそのサンプルが幾つかあり、シロナガスクジラのものとヒゲの違いを確認できる。

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その他、エゾシカの角、鹿肉、煮つぶ、カニ、霧多布の牧場の生乳から作られた小松牛乳(100円)など扱う。いもだんご、かぼちゃだんご、あげじゃがなども昔から変わらず販売し続けており、同店がオススメしている。お店にたびたびやってくるカモメたちは同店のアイドル的存在。二羽のカモメたちには名前を付けており、呼べばやってくるという。

道内ではここだけ?珍味しらす、珍味かじか君の謎に迫る

道内では同店にしか売っていないと自負する「珍味しらす」「珍味かじか君」も目玉商品の一つ。これらはいったい何なのだろうか。両方ともお店の前に大きな看板を出しアピールしているようにも見える。

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「珍味しらす」は、大きなしらすを乾燥させたもの。「珍味かじか君」も同様で、叩いて乾燥させたかじかをそのままパッケージしている。道内ではかじか汁のようにして食すことは多いが、かじかを乾燥させ珍味にしたものは確かに珍しい。長さは30㎝近いものもあり、大小様々で値段も変わる。店内では「かじか君」が山積みのように置かれていた。

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「かじか君」はタラの珍味のように割いて食べる。実際に食べてみると、たらを干して乾燥させたものに味わいが似ている。お酒のおつまみとして最適だ。気になった方はぜひ試していただきたい。

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▼かじか君を実際に食べてみた

晴れていれば絶景、霧多布岬

晴れていれば知床連山と斜里岳が見られるという同展望台。太平洋に突き出した霧多布の先端だからか、左手には湾が広がり、右手には霧多布岬の灯台が見える。切り立った崖の上に位置しており、下を見れば直立し波を受けている岩があったりもする。開放感があり自然豊かな霧多布岬で「かじか君」とともに観光を楽しんでみては?

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