味わう

東川町の面白いヒット商品「米缶」って?

 上川管内、旭川市近郊に、東川町(ひがしかわちょう)という町がありま す。旭川市のベッドタウンのひとつであり、写真甲子園を開催する写真の 町、木工芸の町としても知られています。自然の面でいうと、米どころで あるため水田が広がる一方で、大雪山系の最高峰旭岳や天人峡温泉をも擁 する、様々な顔を持つ町です。

 写真甲子園や、町内誕生のお子さんに椅子をプレゼントする「君の椅子 (いす)プロジェクト」など、東川町は面白い企画を行う特徴ある町です。 まだあります。「米缶(こめかん)」です。今回は米缶に注目です。

東川町の面白いヒット商品「米缶」って?

米缶(こめかん)って?

 見た目は、"缶ジュース"です。ラベルは缶ビールにも見えます。しか し中身は「お米」。ラベルには<生米>と書いてあります。「kome-can」 とも書いてあります。これが「米缶」です。缶を動かすと、ジャラジャラ とちゃんと音がします(でもあまり振るとお米がダメになるので注意)。

東川町の面白いヒット商品「米缶」って?  東川町が2003年11月に発売以来、メディアでも取り上げられ、あっとい う間に大ヒット商品となった米缶。もともとは産業振興のPR用として、東 川町産の米を持ち運びしやすくするために開発した、アイデア商品でした。 それがいまや、お土産に……と買い求める人も多くなっています。

 東川振興公社が販売しています。入っているのは、東川町で生産された お米「ほしのゆめ」。内容量150g(約1合)で、1缶税込160円。中には窒素が 入っていて、新鮮な状態を長持ちさせることができるわけです。非常食と して保存しておくことも可能……でもだからといって賞味期限がないわ けではありません(缶底記載)。

<東川町の米缶の種類>
東川町の面白いヒット商品「米缶」って?
米缶「ほしのゆめ(東川町産)無洗米~生米100%」

150g(約1合)
税込160円
(名称:精米) 缶はスチール製
白缶に白色含む青色ラベルまたは全面青色ラベルのもの
※無洗米なので、研ぐ必要もなく炊ける手軽さが魅力。

東川町の面白いヒット商品「米缶」って?
米缶「ほしのゆめ(東川町産)[焙煎]発芽玄米」

150g(約1合)
税込210円
(名称:発芽玄米) 缶はスチール製
白缶に茶色ラベルのもの・有機栽培米限定使用
※お米3合につきこの1缶を入れて炊く。

※以下その他シーズン企画版の例
・米缶「サンタ缶」12月クリスマス時期
・米缶「お正月缶」1月正月用
・米缶「道草館オリジナル米缶」道の駅道草館オープン記念
・その他缶ジュースと詰め合わせセットなどあり

<オリジナル米缶>
税込210円(別途デザイン制作費かかる・中身は一緒) 100缶以上で受付 記念品、贈答用、メモリアル版として、オリジナルのデザインを米缶の ラベルにプリントして購入できるという画期的なサービス。このような オリジナル版の米缶の例は、林原めぐみさんシングル「Meet again」発 売記念オリジナル米缶がある。

東川町の面白いヒット商品「米缶」って? ※注記(缶表示より一部抜粋引用、表現が面白い……)
・直射日光を避け涼しい場所で保存すること。
・ストーブや直火にかけたりしないで下さい。(そんなことする人いる?)
・開缶前はよく振らないで下さい。(よく振ってくださいではない)
・開缶後はお早めにお使い下さい。

※購入できる場所
最もメジャーで行きやすいのは、道の駅道草館の売店。他には町内物産店 や取扱店で買えるほか、電話注文で郵送もしてくれる。

東川町は道内唯一の水道無しの町!

 驚くことに、東川町は上水道普及率ほぼ0%、水道無しの町といわれています。 北海道の中でもここだけです。大雪山系の豊富な伏流水に恵まれているた め、とにかく水が美味しい。町内では地下を10mも掘るとたいてい地下水を 発見できるようで、町内全世帯が地下水を利用中(水道料金タダ)なのです。

 こんな良質の水で作られている東川町産のお米。だからお米が美味しい。 米缶にも「大雪山麓のおいしい水、きれいな空気、豊かな大地で育った健 康なお米です」と表記されています。米缶で体験してみましょう。

筆者について

編集部

編集部

北海道ファンマガジン編集部。編集部スタッフが取材執筆した記事や、名前を出さないライターの記事、寄稿記事の掲載の際にもこのアカウントが使われます。