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牛乳入りだから餡がミルキー!浜頓別生まれ松屋の「牛乳もなか」

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牛乳入りだから餡がミルキー!浜頓別生まれ松屋の「牛乳もなか」

【浜頓別町】 クッチャロ湖で有名な道北の浜頓別町。この町に昭和時代から続く天北銘菓がある。老舗菓子店「松屋」が作る、手のひらに収まるほどの小さくて可愛らしい「牛乳もなか」。酪農のまちならではの、見た目も味も特徴的な最中で、一度食べるとファンになる人が続出するという噂の和菓子である。

「牛乳もなか」はその名の通り、酪農のまちをイメージしている。皮は酪農家が使ってきた集乳缶をイメージした形。完全に円柱状ではなく少し平たい。その側面には浜頓別で見られるサイロ、牛のいるのどかな放牧の風景が刻まれている。

牛乳入りだから餡がミルキー!浜頓別生まれ松屋の「牛乳もなか」

その皮で挟む白餡は、他ではなかなか味わえないとして定評がある。ミルキーな味わいなのだが、それは手亡豆だけでなく、牛乳も使っているから。原材料名にもしっかり「牛乳」と記載されている。そのほかには、砂糖、もち米、バター、オリゴ糖、寒天を使用する。

松屋は創業が昭和初期の1933年という、道北の菓子屋としては老舗中の老舗。浜頓別は旧国鉄天北線が通っていた地(浜頓別までは1918年に開業)で、1945年~1985年までは興浜北線が分岐する乗り換え駅のまちとして栄えてきた。松屋はそんな浜頓別駅跡からそれほど遠くない場所に小さな店舗を構えてきた。

人気の「牛乳もなか」は谷川忠一さんが1963年に考案したといい、半世紀の歴史があることになる。当時の背景をみると、ちょうど町営と畜場が開設され、急増する乳牛が2000頭を突破した頃に当たる(現在約8000頭)。そのような酪農の町としての成長もあった中での誕生だった。

さて、松屋は「牛乳もなか」は半世紀の時を経て全国的にも知られているが、もうひとつ同店の人気商品としては「松の実最中」がある。町の木がアカエゾマツであり、それをイメージした。こちらは見た目が松かさの形で、小豆を使った黒い餡をたっぷり使用した最中だ。浜頓別を通る際はちょっと立ち寄ってみては。

菓子司松屋
枝幸郡浜頓別町大通2丁目3(国道275号線沿い) [地図]
TEL:01634-2-2002
営業:9:00~19:30、年始を除き無休

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