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森町ではハヤシライスを「森らいす」と呼ぶ!? 地元産食材使った新名物

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森町ではハヤシライスを「森らいす」と呼ぶ!? 地元産食材使った新名物

北海道南部の森町では、ハヤシライスを「森らいす」と呼ぶのだそう。そのネーミングにひかれ、通りかかった森町で「森らいす」をいただいてみました。森町の新名物にと考案された「森らいす」。いったいどんなハヤシライスなのでしょうか。

「林じゃなくて森らいす」って?

「森らいす」は2015年7月1日に正式デビューした森町ご当地メニュー。「森らいす」と呼ぶものの、実質的には「ハヤシライス」。ハヤシライスの「林」の部分を森町の「森」に置き換えたユニークなネーミングです。2016年3月の北海道新幹線開業に向けて、新たな名物を作ってPRしようと考案されました。

実はその2年前に地元の主婦たちの手で町民向けハヤシライスが考案されており、町内の一部店舗では正式デビュー前から販売していました。2015年の正式デビューにあたっては、森らいす普及協議会が設立され、森町内の飲食店や宿泊施設9軒での提供スタートとなりました。

森らいすの5つのルール
1.森町オリジナルのハヤシライスであること
2.森町産のホタテ、豚肉、トマトを使うこと
3.一皿にルーとライスを盛ること
4.ルーはトマトベースであること
5.ライスは町の名所・駒ヶ岳の形にすること

森町の3つの特産品、トマト+ホタテ+豚肉がふんだんに

森町ではハヤシライスを「森らいす」と呼ぶ!? 地元産食材使った新名物

特徴は、森町産の食材がふんだんに使われたハヤシライスだということ。その三大食材が、トマト、ホタテ、豚肉です。「森らいす」を名乗れる5つのルールの一つにも、この食材を必ず使うことが明記されています。

例えばルーはトマトがベースになっていることが定められています。森町のトマトといえば、濁川地区で生産されているトマトが有名。地熱発電所もある温泉郷であり、温泉熱を利用したハウス栽培が盛んです。道内でも指折りのトマト生産地で、森町の特産品の一つにもなっています。

自然豊かな噴火湾で育ったホタテも名産品の一つ。海流が流れ込み、波も穏やかで、山からの栄養分も豊かな環境であることから、旧砂原町地区を含めホタテの養殖が盛んにおこなわれてきました。道内屈指のホタテ産地・森町のホタテが「森らいす」には使われているのです。

養豚が盛んな道南地方の中でも、森町の豚肉といえば「ひこま豚」が有名です。駒ヶ岳麓ということから名付けられた安心安全なSPF豚で、森町で作られています。ひこま豚はきめ細かく柔らかい肉質で、脂身が甘いことが特長です。「森らいす」のルールではひこま豚肉使用は必須ではありませんが、渡島管内最大の豚肉生産地である森町の豚肉が「森らいす」には使われています。

9店9様の「森らいす」

「森らいす」は提供店によって特色が異なります。見た目には「駒ヶ岳」の形になっているバターライスが見どころ。山頂部分に溶岩をイメージした半熟卵が乗っていたり(ドライブインワイエス)、二つのおにぎりで駒ヶ岳の形をイメージしたり(食事処福助)と様々。真ん中に配した駒ヶ岳を境に海の幸と山の幸という味の違うルーが広がるもの(雅茶一)、大きなひこま豚スペアリブや色彩豊かな野菜が盛りつけられたもの(ひこま豚ファーマーズマーケット)まで様々で、食べ比べしても楽しいかもしれません。

提供店舗は森町中心部にとどまらず、八雲町との境界付近の石倉地区から、内陸の濁川地区、大沼近くの赤井川地区まで広範囲に分布。「いかめし」に「森らいす」という名物が加わってさらに魅力が増した森町、一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

森らいすの提供店
・ひこま豚ファーマーズマーケット(赤井川139)
・グリーンピア大沼(赤井川229)
・森のcafe(御幸町135-4)
・バンビカフェ(御幸町3-4)※夜間営業
・食事処(どころ)福助(御幸町9-4)※夜間営業
・よしのや(本町2-1)
・雅茶一(本町122)
・ドライブインワイエス海商(石倉268-23)
・中央荘(濁川75-8)

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