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売上好調で品薄に!むかわ町発 アロニアでできた「アロニアサイダー」

早川千尋
Written by 早川千尋

売上好調で品薄に!むかわ町発 アロニアでできた「アロニアサイダー」

皆さん、むかわ町といえば何が思い浮かびますか。ししゃも? たんぽぽ? いえいえ、それだけではありません。 今回は、2015年10月に発売された、むかわの隠れた特産品、アロニアで出来たアロニアサイダーについて、むかわ町観光協会事務局の渡邊佳代子さんにお話を伺いました。

そもそも、アロニアってなに?

アロニアとはバラ科の落葉低木で、ブルーベリーやラズベリーと同じ、ベリーの一種。 春には白とピンクのとてもかわいらしい花を咲かせます。9~10月につける実は黒色、種類によっては赤や暗い紫色も。生で食べると固くて渋いため、基本的に加工して利用されます。

アロニア、実はスゴイんです!

アロニアにはたくさんの健康効果があります。 アロニアに含まれるポリフェノールは、年齢や疲れからくる目のショボつきやかすみを予防・改善。スマホで疲れがちな目には良いかもしれませんね。

他にはメタボリックシンドロームや生活習慣病の予防・改善に働き、発がん性物質から体を守ってくれる成分も。脂肪の分解を促進、体重の増加を抑えるダイエット効果も期待されます。

さらに、細胞の老化を防ぐ働きをもつアントシアニンの含有量は、小果実の中でアロニアがナンバーワン! また、血行を促進し、お肌のハリ・ツヤや顔色を明るくする効果もあります。 以上の効果から、むかわ町のアロニア商品は女性や特に高齢の方に大人気だそうです。

そんな優等生アロニアがサイダーになった

むかわ町のファームソウゴさんで栽培されているアロニアですが、もともと加工品としてあったのはジャムとドリンクのみでした。そんなある時、「地元のもので新しく何かを作れないか」と生まれたのが、アロニアサイダー。知り合いの方に味を見てもらったところ、大好評で、無事商品化を果たしました。

▼従来からあったアロニアジャム、アロニアドリンク
売上好調で品薄に!むかわ町発 アロニアでできた「アロニアサイダー」

サイダーの常識を覆す飲み方!?常温が一番おいしい

色は透明な赤むらさき色。このきれいな色はアロニア素材によるもので、着色料はいっさい含まれていません。果汁は3%。「果汁が多い方が良いのでは!?」と思われがちですが、アロニアは違います。多いと逆に渋みが増してしまうのだそう。

飲み方は焼酎割、ストレートで飲むなら常温がおすすめ。「サイダー=キンキンに冷やしてゴクッと!」というサイダー界の固定概念を見事覆してくれました。なんでも、「常温の方がアロニアの味がよくわかる」と20~30代女性の愛飲者に人気な飲み方なんだとか。そのアドバイスを受け、実際に常温で飲んでみました。

なるほど! 冷えている状態よりも、確かにアロニアが濃い! 常温なだけに炭酸がシュワシュワと強いのですが、アロニアの風味がより感じられ、後味も爽やか。渋みはほんの少しだけで、全く気にはなりません。常温が最高であるという説にも納得です。

常温アロニアサイダーの作り方は簡単! 開封前に常温で保存するだけ。ここで必ず注意をしてほしいのは、開封する瞬間です。常温のサイダーを開封すると、炭酸があふれ出てきます。ちょっとずつちょっとずつ開けることと、シンクの上など下にこぼれても問題ない場所で開けるようにしてください。(私はわかっていたはずなのにこぼしてしまいました……)

▼るみことばんくんも飲んでみた

2016年アロニアサイダー事情

通常、むかわ町にある商店や飲食店、ぽぽんた市場、道の駅「むかわ四季の館」で販売。町外ならば千歳や苫小牧の商店や飲食店、札幌の飲食店などで取り扱いがある所も。ネットでの販売も行っています。

残念なことに現状としては、今季分はむかわ町の道の駅「むかわ四季の館」にのみ在庫ありで、他は完売してしまっています。去年アロニアが不作だったことや、新聞で話題になって売上好調だったこともあり、アロニアサイダーは残りわずかとなってしまったのでした。

次の販売開始は収穫後の秋、10月を予定しているとのこと。待ちきれない方は、在庫がなくなってしまう前に、道の駅「むかわ四季の館」へ行ってみてはいかがでしょうか。

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筆者について

早川千尋

早川千尋

旭川で生まれ、札幌・釧路・函館を転々とし、札幌に落ち着く。カエルとものづくりが大好きで、特に消しゴム・石はんこや石鹸作りに情熱を注いでいる。心躍る面白い店と野生のカエルを求め、自転車とJR・地下鉄を駆使し札幌市内を放浪する。