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ナマコが中国で大人気「北海キンコ」(道産)

 近年、日本産のナマコが大人気です。日本ではなく中国でのおはなしで はありますが、特に北海道産のナマコは特に高値で取引されるといわれて います。

ナマコとは

 ナマコとは何かご存じない方の為に簡単にご紹介。漢字では「海鼠」と 書き、英語では「sea cucumber(海のきゅうり)」となります。この英語の 表現はナマコの形をを表現する適切な言葉かと思います。

 海に生息する生物ですが、属する種類は棘皮動物というもので、魚類で も軟体動物でもありません。近い仲間にはウニがあります。生態はまだナ ゾが多い生物です。サイズは10cm前後。

 こんなナマコを食用にするのは日本を始め、中国でもそうのようです。 違いは、日本では主に酢の物などにして名まで食べるのが普通ですが、中 国では乾燥干しナマコが普通。また、漢方薬としても活用されてきました。

実は日本一のナマコ王国北海道

 国内のナマコ市場の4分の1は北海道といわれる日本一のナマコ王国。 2002年は1483tでしたが4年後には2600tに急増しています。 2004年度の統計では稚内市が469tで道内トップ、羽幌町、鹿部町、枝幸町、 雄武町などが道内でもトップクラスの漁獲量を誇ります。

 中国では北海道産天然もの乾燥ナマコは「北海キンコ」と呼ばれていて、 高級食材の一つです。からだの突起が鋭利なものなので特に高級品といわ れるのが道内産の特徴。

 この北海キンコは高く取引され、近年では1kgあたり2002年比の4倍程度 の価格になっています。さらに中国向けとなる乾燥ナマコになると、これ が1kgあたり5万円前後(5年で5倍)に跳ね上がります。

 日本ではあまり食べられていませんが、2003年ごろ以降中国での需要が 大きいため、道内でもナマコ漁獲量が急増してきていますし、密漁も多く なってきています。

 道もこうした事情から、人工増殖による増産計画を推進中です。また、 2008年5月以降は密漁対策として密漁だけでなく密猟ナマコの販売や所持も 罰則を強化しています。

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編集部

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