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納豆菌発祥地!納豆うまい!

納豆菌発祥地!納豆うまい!  納豆といえば水戸が有名ですが、北海道も納豆の名産地であります。道 内の納豆メーカーが作る納豆は旨く、ファンが多くいます。ご存知、原料 となる大豆の生産量が国内トップクラスであり、脂肪が少なく糖質が多い ことで知られる新鮮な大豆が手に入るのもその理由の一つです。北海道で は一部の人に納豆に砂糖を混ぜて食べるという習慣もあります。ところで、 納豆菌発祥地は北海道だと知っていましたか?今回は道内納豆の発祥地、 及び納豆メーカー、とろ旨、ナゥピーなどを紹介します。

納豆菌発祥地&現代納豆製造法普及発祥地!

 納豆が納豆菌によって作られていることがわかったのは近現代になって からのことでした。時代は明治時代。それまではワラの納豆菌を活用する という原始的な方法でいまだ作られていましたが、衛生面での不安解消や 安定生産のために、納豆菌を取り出して、純粋培養できないものかと研究 や開発を進めたのが、白石出身、旧北海道帝国大学発酵微生物科の納豆博 士こと半沢洵教授(1879-1972)でした。

 半沢教授は大正時代の1916年、納豆菌純粋培養を成功させました。研究 を続けるためには資金が必要でしたので、教授は納豆菌で製造した納豆を 販売したといわれています。この納豆を「大学納豆」といいました。

 さらに半沢教授はその3年後に、新容器に入れた培養納豆菌による納豆 (半沢式納豆製造法による納豆)を広めるために尽力し、納豆製造の革命を 起こし現在の納豆製造の基礎を築いたという点で、大きな功績を残しまし た。しかもそれは、北海道から始まりました。ちなみに当時半沢教授が抽 出し培養した納豆菌は北海道大学に保存されています。

道内発の納豆!

 道内の大手納豆メーカーとしては、「オシキリ食品(江別市)」、「道南 平塚食品(登別市)」、「富士食品(富良野市)」、「坂田醗酵食品(小樽市)」 があります。全国納豆鑑評会で受賞した納豆も多数登場しています。

 オシキリ納豆は1947年9月創業。試される大地北海道イメージアップロゴ をプリントしたパッケージで知られる「北海道納豆」が人気。1998年には 全国納豆鑑評会で受賞した納豆です。この会社の納豆は2001年にも受賞し ています。

 道南平塚の納豆も受賞暦があり、看板商品の「道産納豆」は、2年連続で 全国納豆鑑評会の優秀賞を受賞しています。道南には他にも伊達市の伊達 納豆、函館市のだるま食品本舗、森町の日の出、洞爺湖町の豊誉などのメ ーカーがあります。

とろ旨が旨い!

 1950年製造スタートの坂田醗酵食品は「とろ旨」シリーズが大ヒット。 道内外に根強いファンがおり、北海道といえばとろ旨という人もいるほど の人気ぶり。その飽きないおいしさは、種類豊富なタレが秘密。通常5gの タレよりも多い8g~10gのタレが付属しています。これにより、ふわふわ感 ある納豆が出来上がります。

 旨シリーズには、かつお出し汁の「とろ旨」、ねぎ風味の「ねぎ旨」、 ゆずの香りの塩味「しお旨」があります。最近は札幌名物となったスープ カレー味のタレが付く「札幌発スープカレー納豆」なんていう納豆、2006 年に全国納豆鑑評会で受賞した「北海道納豆」、辛い納豆である「青なん ばん納豆」まであり、納豆が苦手な人でも楽しめるような工夫がなされて います。

ナゥピーの富士食品!

 1949年に創業した富士食品は富良野市の納豆メーカー。地元では有名で す。全国的にも、業務用納豆では全国4分の1ほどのシェアを占めるとされ ています。特許技術も幾つも持っています。やっぱり富士食品でおもしろ いのは「ナゥピー」(旧称NAPPY(ナッピー))でしょう。

 ナゥピー(NowPea)とは、納豆モナカのこと、つまりしょうゆ味の納豆が 入っているモナカです。20gが8個入っており、450円で販売中。容器ごと 食べられる味付冷凍納豆として特許取得されています。原材料は納豆(大 豆と納豆菌)、しょうゆ、グルタミン酸ナトリウム、小麦粉、コーンスタ ーチ、大豆油、ベーキングパウダー、着色料。

 1963年に、健康食である納豆を子供が食べやすくして学校給食で出そう と考案され、実際に富良野を中心に道内の一部の学校給食で出された商品 です。現在でも富良野市観光物産店などで販売されていますが、道内の学 校給食ではあまり見かけることはありません。

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