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のぼりべつ豚の脂の甘みと葉ワサビがマッチ!登別に「豚ザンギ」誕生

登別温泉で知られる登別市に、新たな食のメニューが誕生しました。それが「豚ザンギ」。ザンギといえば鶏肉のイメージが強いものですが、なぜ登別で豚肉のザンギを考案するに至ったのでしょうか? そのおいしい食べ方とは? 開発した登別商工会議所青年部を代表して辻ひろしさんに話を伺いました。

▼のぼりべつ豚ザンギをPRする登別市商工会議所青年部の辻ひろしさん(右から二人目)らメンバー。モデルの二人と共にのぼりべつ豚の脂の甘みと葉ワサビがマッチ!登別に「豚ザンギ」誕生

のぼりべつ豚を使った、馴染みやすいメニューを

今年9月、日本商工会議所青年部北海道ブロック大会を登別商工会議所青年部で主管するにあたり、全国・全道から集まる人たちに登別市や北海道の魅力を伝えられるメニューを考案しようということになりました。

ちょうど「のぼりべつ豚」のブランド化について市内養豚家から提案されていたタイミングでした。既に「のぼりべつ牛」がブランド化されているように、登別市は精肉産業が盛んな一面もあります。「のぼりべつ牛」と比べると比較的安価で馴染みやすい食材であることから、それに合わせて庶民の味であるザンギを豚肉で作る案が採用されました。

また隣町の室蘭市では、豚肉を使った焼き鳥が盛んであり、そこからのヒントも得たといいます。

葉ワサビのディップとともに豚ザンギをいただきます!

「のぼりべつ豚」は、火を通しても柔らかく、脂の甘みが強いのが特徴。そこで、あえて脂をはずすことなく肉をさばき、からっと揚げてザンギにしています。

▼葉ワサビをつけていただきます
のぼりべつ豚の脂の甘みと葉ワサビがマッチ!登別に「豚ザンギ」誕生

豚ザンギに合わせて、登別産の葉ワサビを使ったピリ辛ディップ(ソース)も同時開発。実は、登別では50年以上前からワサビの栽培が行われてきました。そこで、商工会議所メンバーである藤崎わさび園のワサビの葉漬を使用したソースを付けて食べられるようにしました。

開発を担当した「やきとり一平登別店」の勝間広靖さんは、ソースについては試行錯誤を繰り返したと振り返ります。

「脂の甘い豚肉に合うソースは何が良いのか、メンバーと様々なソースを試しましたが、どれもしっくりこなかったんです。そんな時、登別にワサビがあるよね、という話からワサビのソースを作ってみたら甘みと辛さが調和したとてもおいしいソースが完成しました。失敗のおかげで成功があるんです」

実際に食べた人たちからは、「冷めてもおいしい」「ワサビソースがマイルドで子どもでも食べやすい」「大ぶりなので食べごたえがあってよい」といった声が寄せられており、”オール登別”の新たなグルメに期待が高まっています。

現時点ではイベントでの販売をメインに提供し、店舗での提供は「やきとり一平登別店」のみ。登別商工会議所青年部では今後、のぼりべつ豚の魅力を多くの人に知ってもらうとともに、市内飲食店の関心の高まりを得たうえで常時提供店舗を増やしていきたい考えです。

【動画】登別商工会議所青年部の皆さんと豚ザンギをいただきました!

撮影協力:温泉市場(登別市登別温泉町50)
モデル:石川真梨絵・Naru

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