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他にはない珍しい漁師めしが味わえる!小樽の漁師食堂「すずなり」

海に近い土地を訪れた時は、やはり海の幸を食べたいと思うのが世の常人の常。とはいえ、いつも寿司や海鮮丼ばかりでは芸がないというもの。

ならば小樽に行った際にはぜひ「すずなり」へ足を運ぶことをおすすめします。漁師が直接店に持ち込む新鮮な魚介類を、ちょっと珍しいメニューにして提供してくれます。何やら浜の母さん直伝の漁師めしもあるとのこと、さっそくお邪魔してみました。

他では食べられない漁師めし

▼漁師食堂「すずなり」
他にはない珍しい漁師めしが味わえる!小樽の漁師食堂「すずなり」

すずなりの店名の由来には「お客さんがすずなりに来てくれるように」という願いはもちろん、「魚がすずなりに獲れるように」という願いも込められています。さすがは漁師食堂。

2017年7月のオープン当初はカレーやナポリタンなど一般的な食堂メニューが多かったそうですが、お客さんのニーズに応えているうちに、魚介類を使ったメニューが増えてきたのだそう。

▼漁師の成田学さんを挟んで、料理人の伊藤公博さん(左)と菅原達也さん(右)
他にはない珍しい漁師めしが味わえる!小樽の漁師食堂「すずなり」

中でも、すずなりを訪れたらぜひ食べておきたいメニューが、しゃこめし。昔から浜の母さんによって作られてきた、この辺りの漁師の家庭では普通に食べられてきた漁師めしです。

▼しゃこめし(税込1,000円)
他にはない珍しい漁師めしが味わえる!小樽の漁師食堂「すずなり」

いわばしゃこの炊き込みご飯ですが、漁師めしのため、地元小樽でも一般的にはあまり知られていないようです。しゃこをこんなふうに食べるなんて、なんとも贅沢な感じです。しゃこの味がご飯に染みて、上に乗ったしゃこの風味と相まって、もうしゃこ好きにはたまらない味。

ちなみにすずなりでは、しゃこのメニューだけでもシャコチャーハン、しゃこ天そば、しゃこ天丼など、他では見たことのない料理が揃います。寿司ネタとしてしか認識していなかった人は、きっとしゃこのイメージすら覆されるはず。

▼漁師が直接持ち込むからこそ安い!
他にはない珍しい漁師めしが味わえる!小樽の漁師食堂「すずなり」

海で獲れたしゃこは、そのまま浜茹でされ、すずなりに持ち込まれます。これらのしゃこメニューが食べられるのは、しゃこ漁の解禁日から、冷凍保存したしゃこがなくなるまで。ちなみに2018年は不漁だったそうで、取材日(12月17日)で既にしゃこめしの残りは200食でした。食べたい人は、急いで!

珍しいメニューは他にもいろいろ

▼店内の壁には写真入りメニューがずらり
他にはない珍しい漁師めしが味わえる!小樽の漁師食堂「すずなり」

さて、すずなりの店内には、他にも気になるメニューがたくさん貼り出されています。珍しいメニューも多いので、ついついキョロキョロしてしまいそう。

▼タコ天ラーメン(税込900円)
他にはない珍しい漁師めしが味わえる!小樽の漁師食堂「すずなり」

タコ天ラーメンという発想も、ありそうでなかったもの。あっさりとした塩ラーメンの上に、なんとタコの天ぷらが乗っています。タコ自体に塩気があり、薄味に抑えられたスープとの相性も抜群で、思わず最後まで飲み干してしまうお客さんが多いようです。タコを使ったメニューは、他にタコ天丼やタコ天そばもあり、こちらも珍しくて興味津々です。

▼ザンギ丼(税込850円)
他にはない珍しい漁師めしが味わえる!小樽の漁師食堂「すずなり」

かと思えば、ザンギ丼という他店でも見かけたことのある、しかも魚介類とは関係のないメニューもあります。しっかりと生姜がきいていて、甘辛いタレが付いていて、間違いなくおいしいザンギ丼。しかもザンギの量がゴロゴロと多めで、これは空腹が極限状態に達した瞬間にかき込みたいところ。

しかし、珍しいメニューが並ぶ中、むしろザンギ丼という普通のメニューに違和感を覚えます。なぜザンギ丼?

▼「それは、俺が食べたかったから!」(写真提供:すずなり)
他にはない珍しい漁師めしが味わえる!小樽の漁師食堂「すずなり」

なんと、漁師の成田さんのリクエストだったのですね。なるほど、海の男は食べるものも豪快です。これもある意味、漁師めしなのかもしれません。

すずなりでは、これからもニシンやウニなどのシーズンに応じて、新鮮な魚介類を使ったメニューを安く提供していきたいと考えています。新メニューもどんどん誕生する予定なので、次に訪れた時にはどんな驚きが待っているのか、楽しみですね。

すずなり
所在地:北海道小樽市高島1丁目4-16
電話:0134-24-1231
営業時間:11時~15時、17時~21時(ただし12月1日~4月30日の夜営業は月曜、木曜、金曜のみ)
定休日:水曜日
Facebookページ

写真:克(laufen)

筆者について

石簾マサ

石簾マサ

すべてのしがらみを捨て札幌で永住するぞ……と移住してきた50代のおっさんライター。札幌楽し~い。移住者が見た札幌の楽しさ・良さを伝えていければ……と思っております。