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がごめ昆布を使ったつけ麺も!札幌で今話題のラーメン店「すすり」

石簾マサ
Written by 石簾マサ

札幌駅前通を、すすきの駅から中島公園駅方面に南に歩いて行くと、京町家の格子戸を思わせる外観が印象的な建物があります。

実はこれ、ラーメン店。最近メディアでも取り上げられることの多い、話題のお店です。がごめ昆布を使った珍しいつけ麺が食べられるお店としても有名です。ずっと気になっていたこのお店に、お邪魔してみました。

店主のこだわりが詰まった一皿

がごめ昆布を使ったつけ麺も!札幌で今話題のラーメン店「すすり」

店名は「すすり」。市内の有名ラーメン店で4年ほど修行した店主の三浦聡也さんが、昨年(2016年)6月にオープンしました。素材そのものを味わって貰いたいという強い思いで出されたお店だけに、店内には調味料などは一切置いていません。

▼店内は9席のカウンター席のみ
がごめ昆布を使ったつけ麺も!札幌で今話題のラーメン店「すすり」

北海道小麦を100%使用し、舌触り、喉ごしの良さを追求した自家製麺を使用しています。ラーメンの上に華を添えるのは、北海道産の豚肩ロース肉を秘伝の下味を付け、低温でじっくり加熱した「レアチャーシュー」です。

また、ミネラル分を多く含み、しょっぱいだけでなくほんのりとした甘味が感じられるイタリア産の海塩を使用したり、厳選した北海道産の鶏から丁寧に抽出された鶏油を使用したりと、すべて三浦さんがこだわりにこだわった素材なのです。

「苦労したのはタレですね。化学調味料をまったく使わずに、素材の味をどこまで引き出せるか、という課題をクリアするのに4年近くかかりました」と三浦さんはおっしゃいます。

▼淡麗中華そば 750円
がごめ昆布を使ったつけ麺も!札幌で今話題のラーメン店「すすり」

こうしたこだわりの下、できあがった一品がこれ。「淡麗中華そば」です。

たまり醤油を使用したスープは醤油の甘さが感じられるだけでなく、その奥に塩の旨みも感じられる仕上がりになっています。ストレートの細麺はツルツルと喉ごしが良く、まさに店名の「すすり」の如く、どんどんすすって食べ進められます。アクセントになるチャーシューは、上記のレアチャーシューと鶏ハム。丁寧な仕事が施された、繊細で柔らかな味わいです。

唯一無二のつけ麺もおすすめ

また、ここでしか食べられないつけ麺があることでも話題を呼んでいます。「泡がごめつけ麺」です。

「がごめ」とは、がごめ昆布のこと。がごめ昆布は、主に函館東海岸に生息している珍しい昆布で、普通の昆布に比べて非常に強い粘りを持っています。がごめ昆布の特徴であるとろみの主成分は、良質の水溶性粘性多糖類、または水溶性食物繊維「フコイダン」「アルギン酸」「ラミナラン」です。中でもフコイダンの含有量はほかの昆布と比べても2倍もあるというから驚きです。

▼泡がごめつけ麺 780円
がごめ昆布を使ったつけ麺も!札幌で今話題のラーメン店「すすり」

目の前に運ばれてきた瞬間、他店では見たことのないタイプのつけ麺だということが分かります。麺のまわりで昆布の粘りが泡立ち、箸で持ち上げるとさらにその重みから粘りを実感することができます。

「通常のつけ麺と同じく、麺を汁につけて食べていただいても結構ですし、お客さんによっては、汁を麺の丼にすべて移して食べられる方もいらっしゃいます」(三浦さん)

つまり、食べ方は客次第。麺を包む粘りにこそ栄養素が豊富なので、最後に残ったこの粘り部分を飲み干す人もいるのだとか。

実際に食べてみると、今まで食べたことのない舌触りにまず驚きます。麺に薄い膜が張ったようにがごめ昆布の粘りがまとわりつき、次第にこの粘りがクセになってくるから不思議です。食べ終わったら、割りスープを加えてつけ汁を最後まで楽しむことも可能です。

がごめ昆布を使ったつけ麺も!札幌で今話題のラーメン店「すすり」

一皿にかけるこだわりの強さ、ここでしか食べられないメニューなどが話題になり、今や超人気店となっている「すすり」。ランチタイムは常に満席ながら、行列に並んででも食べる価値ありです。週末ともなれば、夜でも行列ができていることがあるので、ぜひ覚悟の上お出かけください。

食べたら誰かに話したくなること必至、話を聞いたら食べてみたくなること必至。ラーメンの名店が、またひとつ札幌に誕生しました。

すすり
所在地:札幌市中央区南8条西3丁目7-40
電話:011-513-0446
営業時間:11時30分~22時30分
定休日:月曜日

筆者について

石簾マサ

石簾マサ

すべてのしがらみを捨て札幌で永住するぞ……と移住してきた50代のおっさんライター。札幌楽し~い。移住者が見た札幌の楽しさ・良さを伝えていければ……と思っております。【編集部専属ライター】