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甘い脂身と柔らかい肉質!サツマイモ食べて育つ鶴居・三恵豚が旨い!

編集部
Written by 編集部

甘い脂身と柔らかい肉質!サツマイモ食べて育つ鶴居・三恵豚が旨い!

鶴居産豚肉「三恵豚(さんけいとん)」をご存じだろうか。サツマイモを食べて育ったブランド豚で、柔らかい食感、甘い脂身が特徴だ。この豚肉料理を求めて食堂を訪れる人もいるほど、その味には評価が高く、ファンも着実に増えている。

仕上げの二ヶ月間、サツマイモを食べて育つ三恵豚

生産するのは釧路市の養豚業者「大栄フーズ株式会社」。豚肉は三つの品種の豚を掛け合わせた三元交配豚が一般的だが、同社はハイブリッドポークのハイポーという品種を生産する先駆け的存在。釧路市阿寒町と鶴居村の養豚場で「阿寒ポーク」を長年飼育してきたが、2014年、鶴居村の養豚場で新ブランド豚の生産を開始した。それが「三恵豚」だ。

阿寒ポークも三恵豚も飼育方法はほぼ同じだが、仕上げの二ヶ月間だけ異なる。三恵豚は出荷までの最後の二ヶ月間、サツマイモを配合した飼料を与える。これは鹿児島県の黒豚がサツマイモを食べて育っていることにヒントを得たもの。

釧路湿原に面した鶴居からは、堆積した腐葉土を通ってミネラルたっぷりの水を生み出す。この水によって、さっぱりしてクセない味わいを作り出す。また同社は、ストレスフリーの飼育法で土・風にも注意を払っている。上記の「水・土・風」の三点が揃っていることから、鶴居産の新ブランド豚を「三恵豚」と命名した。

さっぱりとして甘い脂、柔らかい肉質に驚き

こうして生産される「三恵豚」は、甘くさっぱりしていて飽きの来ない脂身、とろけるような脂身、そして柔らかい肉質が特徴だ。鶴居村の食堂大和の店主・大硲和行さんは、一般の豚肉とは「包丁を入れるとざくっと切れる感覚が違う」という。

大栄フーズ鶴居養豚場では、三恵豚を週約60頭、月240~350頭を出荷しているというが、市場に出回る数はまだまだ少なく、これから本格的に広めていく考えだ。現在は、鶴居村のスーパー、釧路市内のイオン各店、鶴居村の食堂大和、根室市のそば店でカツとして提供しているほか、鶴居村の学校給食でも出すことがある。

甘い脂身と柔らかい肉質!サツマイモ食べて育つ鶴居・三恵豚が旨い!

甘い脂身と柔らかい肉質!サツマイモ食べて育つ鶴居・三恵豚が旨い!前述の食堂大和では三恵豚の定食を提供しており、この味を求めてやってくる人も後を絶たない。同店では塩コショー焼きまたは生姜焼きの定食を用意しており、並または上ランクで、各々150g、200g、250gから選ぶことができる。入荷する数も少ないため不定期販売で、時に売り切れることがあるため注意が必要。釧路のイオンではしゃぶしゃぶとしても販売。同社の取締役営業部長の片山孝博さんは、「三恵豚はしゃぶしゃぶでいただくのがおいしくておすすめ」と太鼓判を押す。

いまのところ釧路市や鶴居村を中心に道東でしか味わうことのできない、鶴居村産のブランド豚「三恵豚」。釧路方面に行った際に巡り合う機会があればぜひ一度味わっていただきたい。


取材協力:大栄フーズ株式会社(釧路市星が浦南1丁目3-14)/食堂大和(鶴居村幌呂西4丁目22-4、0154-65-2085、木曜定休)
出演:和田知慧

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