味わう

タンタカタ~ン!白糠発祥の焼酎!

 これを見てビビッときた方は、お酒ツウか 釧路地方の方でしょうか。答えを言ってしまいましたが、お酒のおはなし です。いまや全国的にかなり有名なので覚えておきましょう。……と、 いわなくてもインパクトレベルはかなり高いですが。

「たんたかた~ん」ってなんだぁ?

 たんたかたん。これはれっきとした商品名、お酒(焼酎)の名前です。決 して遊んでいるのではありません。実在する地名からとっているだけなの です。漢字で書くと「鍛高譚」。釧路管内白糠郡白糠町の茶路川中流域に ある地名が「鍛高(たんたか)」ですが、それに「譚」を付け加えました。

 「鍛高」はアイヌ語の「タンタカ」が由来で、意味は魚のカレイやヒラ メのこと。「譚」は同じくアイヌ語で、意味は物語。あわせて「カレイ物 語」とでもなるでしょうか。

たんたかた~ん誕生秘話!

 白糠町の鍛高地区は、実はシソの生産地。はじまりは地元のしそ生産者 のひとりで、北海道が認定する「名人」にもなっている平賀さんという方。 この方が自家製のしそでジュースを造り焼酎に入れていたようです。これ を製品化できないだろうかということで町に持ちかけたのがはじまり。

 1991年ですから比較的最近の話ではあります。全国を見ても前例がない とのことで、製造担当の旭川市の合同酒精工場が翌年試作品を製造。同年 1992年の12月ついに、白糠町赤シソ+大雪の水のコラボレーションによる 「しそ焼酎・鍛高譚」が発売となりました。

 「鍛高譚」という名前ですが、一般公募で募集した候補から5つに絞り、 最終的に「タンタカリカー」に決定。ところが、語呂合わせから「鍛高譚」 「たんたかたん」としました。意味は前述の通りです。

鍛高譚=たんたかの物語とは?

 現在でも発売されているパッケージにはその物語の絵が描かれています。 たんたかつまりカレイが紫の草を持ち帰り、魚たちが元気になったという ストーリーで、紫の草があった山をタンタカ山と名づけたというもの。
→ 詳しい民話はこちら

 白糠町に実際に伝わる民話ですが、タンタカ山からカレイの化石が見つ かったこともあって、かつてはこの付近まで茶路川をのぼってきていたの ではないかとされています。

 紫の草とは言うまでもなくシソですが、パッケージの中央部に描かれて いる山はタンタカ山をあらわしているんだとか。

焼酎ブーム再来の火付け役!

 各地で地場焼酎(ご当地焼酎)が開発されてはなくなり、というのが多か った中で、鍛高譚はあっという間に全国に広まっていった大ヒット焼酎で す。これにより、焼酎ブーム再来となりました。

 最初は地元で消費しようと努力がなされ、次第に釧路市へ広がり、札幌 のススキノなど全道にも広まり、歴史的つながりから関東の八王子市でも 発売され、東京から全国へと広まっていったようです。

 あっさりでさわやかで飽きない味わい、赤ジソの上品な香りが、女性に も人気です。さらに健康にもいいというメリットもあります。有名人にも ファンが居るとのこと。全国区となった北海道の焼酎を味わってみましょ う(20歳未満は飲酒禁止です)。


※ちなみに白糠町では「鍛高譚杯親善どさんこパークゴルフ大会」も開催 されます。

※「北海道三譚」という言葉もあり、以下の3つの焼酎が含まれます。
白糠町「鍛高譚(たんたかたん)」……赤ジソ焼酎
美瑛町「伍升譚(ごしょうたん)」……ジャガイモ焼酎
礼文町「黄金譚(こんかねたん)」……昆布焼酎

たんたかたんシリーズ「北海道三譚」!

北海道北海三譚のひとつ、しそ焼酎「鍛高譚(タンタカタン)」は、アルコール度数20、720mlです。白糠町の赤ジソと大雪山系の水で作っています。かわいらしいといいますか、すてきなパッケージも人気の一つです。赤ジソの上品な香り、そして飽きることがないさわやかな味わいで、女性受けも良い焼酎です。水割りやオンザロックで、その味わいを堪能してください。

ジャガイモ焼酎の「伍升譚(ごしょうたん)」は、美瑛町特産のジャガイモを使用しています。名前は北海道でジャガイモをごしょいもということから。大雪山系の水を使用しています。ジャガイモ栽培にかかわる民話に基づくもの。アルコール度数25、720ml。

昆布焼酎の「黄金譚(こんかねたん)」は、礼文島礼文町の利尻昆布を使用している珍しい昆布の焼酎です。黄金とは、これまた民話に基づくもので、漁師が魚がとれないので困っていると声を聞き、黄金草つまり昆布がいっぱいだったというお話から。アルコール度数20、720ml。

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